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ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

Pioneer PD-5000 CDプレーヤー メンテナンス

2024-11-13 | CDプレーヤー

音飛び症状があるPD-5000 CDプレーヤーのチェックを依頼されました。このCDプレーヤーはバブル期のプレーヤーで中身を見るとお金がかかっている部品が随所に見られます。当時の価格は200,000円ですが今作ったらいくらになるか・・

正面 堂々たる大きさ 重さは15.2kgという今では信じられない重さです。CDプレーヤーなのにヘッドフォン端子がありません。

後ろ トランスがデジタルとアナログに分かれています。バランス出力はありません。

中は銅メッキシャーシ!。中の抵抗や各種部品を見てもよいものを使用しています。しかも基盤をよく見るとバッファーアンプがちゃんと入っいてさすが高級CDプレーヤーでこれで200,000円では赤字だったんじゃないかな?

モーターにも銅テープが巻いてあります。これ効果あるの?。

DACはバーブラウン PCM58P (同時代のSONY CDP-X7ESDもこのDACを使用していました。)この時代。DACは日進月歩していてこの後も高性能なDACが出てきています。

コンデンサーも銅テープが巻いてあります(オリジナル?)

Pioneer オリジナルピックアップ PWY-1004 もう手に入りません。電源を入れるとレーザーが出てTOC(Table of Contents)が読めないのでエラーになるようです。レーザーは出ているので分解、清掃、各部調整で何とかなるかやってみます。このユニットもよく見るとこの後出てきたターンテーブル方式CDプレーヤーPD-T09とよく似ていてこれ上下逆さまにして使っているように見えます。

裏側 一応各部電圧をチェックしましたが特に異常はありませんでした。

スピンドルモーターはダイレクトドライブです。ピックアップの移動はリニアドライブ方式を採用しています。

一応分解したので清掃、グリースを塗布しておきました。

4-5年前にメーカーでピックアップを交換したというお話でしたがこのピックアップはレンズがはずれる故障が多かったのでレンズをよく見ると素人が接着剤でくっつけたような跡(接着剤後)が見られます。とりあえず出来ることはやることにしてピックアップ関係の分解清掃、レンズのクリーニング、ダイレクトモーターへの注油、トレイ開閉スイッチの清掃、ピックアップの調整、ピックアップ水平調整、

完成 CD再生中 パネルのボタンも正常に動作、LCDもきれいです。 CDプレーヤーは少し叩いたぐらいでは音飛びは無くなりモーターもダイレクトドライブ本来の静けさになりました。

ヘッドフォンで試聴中 古い機種ですが全くそれを感じさせないどちらかというとどっしりとした音です。CDトレイが音もなく出てくる感じは気持ちがよいです。以前使用していたSONY CDP-777ESJよりこちらのほうが好みの音です。しばらく聞いてみてこのPD-5000は変な表現ですがクラシック用にチューニングされているような感じを受けます。

 

 

 

 

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PIONEER DV-610AV SACDプレーヤー

2024-05-12 | CDプレーヤー

折角SACDを再生できるPIONEER DV-610AVがあるのでSACDを購入しようとタワーレコードを見るとSACDハイブリッドばかりになっていて純粋なSACDは少ないです。SACDは結局失敗したようですね。今や音楽はスマホで聞くものでSACDって何??という時代ですから・・というかCDそのものが無くなってしまう時代です。
このPIONEER DV-610AVはご存じのとおり140万円もするゴールドムンドのSACDプレーヤーEIDOS 20Aと中身がほとんど同じということで一時話題になりました。
このDV-610AVはCD再生の音は良くありませんがSACDの再生はなかなか良い気がします。その素性を見抜いたゴールドムンド社も大したものだと感心??します。

POORなシステムですが出てくる音は普通です。

SACDは3枚しか持っていません。

SACDとCDの音の違いは私にはわかりませんが古い時代の録音をわざわざSACDにする意味が理解できません(この時代はLPレコードで聴くのを前提にイコライジングや加工がされている)。より新しい(デジタル)録音からSACDを作成するのであれば意味はあるのかなと思っています。

 

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CEC CD3300 黒色

2022-07-02 | CDプレーヤー

CEC CD3300 黒色
黒いCEC CD3300が出ていたので、CD再生ができない現状品を3,600円で購入しました。このCD3300はシルバーとゴールドと黒があるようです。

前面 傷がちょっとありますがあとで黒いペンキで補修しておきます。

後面 カバーに塗装のはがれがあります。

試しにCDを入れると再生しました??あれ再生しないと書いてありましたが・・まあいいか。表示も大丈夫なようです。

ケースを取ったところ 相変わらず部品の取り付けやハンダがひどいのでやり直します。

このCD3300は三洋のOS-CON(導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ)をDACのバイパスコンデンサーとして使用してあります。年代によって使用してあるのかしら?OS-CONは低ESRなのでこのまま使用します。

トレイはのゴムはとりあえず交換しておきます。交換用ゴムはもう少し細いのがいいのですが・・

電解コンデンサーは全部交換します。使用してあるコンデンサーは105℃タイプが多いですが日本ケミコンKMGより小型の物もありどうも信用が出来ません。

交換後連続再生中

試聴中

 

 

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CEC CD3300

2022-06-14 | CDプレーヤー

CEC CD3300
このCDプレーヤーは好きなプレーヤーで2台持っているのですが電源が入る現状品を6,050円でまた買ってしまいました。

前面 目立つ傷はありません。

裏面 キャノン端子があります。

上面 傷があります。

電源を入れると画面が表示します。 表示も薄くなっていません。

トレーボタンを押すとぎごちなく出てきたのでCDを入れると再生します。

ヘッドフォンは片側から音が出ませんので部品取りCD3300から移植します。

ケースを外します。定価39,800円には見えない内容です。製造は中国のようでこの時代の電解コンデンサーは品質が悪いので全部交換します。ハンダ付けや部品の取り付けもひどいのでやり直しました。

フロントパネルを外し埃を取ります。こちらのコンデンサーも交換します。

CDドライブの台が金属なのかコンクリートなのか分かりませんが硬い重い台の上に載っています。こういう安いCDプレーヤーなのに基本はしっかりしているのが良いところです。

ピックアップは綺麗にします。

CDドライブ これといった補強はなされていません。

RCA端子は磨いておきます。 キャノン端子はバランス入力のICやトランスがあるわけでは無く単に2番と3番ピンを使っているだけです。

電源とDAC基板 DACはバーブランPCM1738E(24Bit 192KHz Sampling)を使用しています。

制御基板

交換する水晶 気休めです。

交換部品 DAC基板はスルーホール基板なので部品の取り外しは慎重に行います。

トレイをずらしてベルトを取ります。このプレーヤーは分解しなくても交換しやすいです。

CDパーツマンさんから30mmのベルトを購入しました。

古いベルトは弾力がありません。

交換後 試運転中

CD3300+FET差動プリ+YAMAHA PC1002+YAMAHA NS-451で試聴 CDプレーヤーはシンプルな方が音が良い気がします。

 

 

 

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DENON DCD-755II

2022-05-17 | CDプレーヤー

DENON DCD-755II 
TEAC CD-P1820を使っていますがどうもシャーシの強度が弱い感じがするのと全体的に安っぽい(実際安いですが)ので他のCDプレーヤーを探していてDENON DCD-755IIジャンク品を2,200円で購入しました。2002年発売で当時の価格は39,800円でした。

表 目立つ傷は無さそうです。表示も大丈夫ですがトレイが出てきません。

後 

2006年製です。

ケースを取ったところ。

ケミコンはELNAのSILMIC-2に似ていますが日本ケミコンのASFです。

DAC(BB PCM1702)を左右別に使用しています。このDACは電流出力なので音が良くファンも多いようでこの後に発売された755AE,755SEより人気があるようです。マルチビット名品DACと言えばPCM1702 OR PCM1704かな?。

三菱製のトラッキングレギュレータM5290を使用しています。

ドライブを外します。

ベルトを交換するのにトレイを引っ張って外すのですが途中引っかかって外せませんよく見るとプラスチック(左右にある)で抑えてあるので小さなドライバなどで広げてから取り外します。

ベルトを外しプーリーはアルコールできれいにしておきます。

ベルトはヒビが入っており引っ張るとちぎれてしまいました。

ベルトはΦ25mmをCDパーツマンから250円で購入しました。

ピックアップはおなじみのSONY KSS-213Cで新品を購入できます。

効果は不明ですがブチルテープがあったので張り付けてみました

表示もクリアーです。

連続運転中 試聴してみると中々よさそうです。以前使用したことのある755AE,755SE,755REはあまり好みの音ではなくすぐ手放してしまいましたが、これはこれらとは違った音で人気のあるのがうかがえます。

追伸
オンキヨーホームエンターテイメント株式会社が破産し、ONKYOとPIONEERの名前が消えてしまうのはさみしい限りです。
ONKYOは松下電器でスピーカー工場長を務めていた五代氏が独立して創立した会社でスピーカーでは定評があって私も使用していた時期がありました。
今や音楽はスマートホンで音楽が聴ければそれで良い時代なので昔からのオーディオメーカーは消えてしまうのは必然的なのでしょうがなんかさみしいですね。

 

 

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TEAC CD-P1820

2022-05-05 | CDプレーヤー

TEAC CD-P1820
作業部屋でFMを聴いていますがCDも聴きたいと思い安~いCDプレーヤーを探して難あり品CD-P1820を1,100円で購入しました(最初はコンパクトサイズを探していましたが人気があるのか安い物が無く仕方なく標準サイズになってしまいました)。当時の価格は29,800円でTEACでも一番のローエンドモデルです。

前面 目立つ傷は無さそうです。

後面

表示は少し劣化しているようです。CDは認識したりしなかったりでトレイがたまに出る感じです。

足は付いていません。

ケースを取ったところ CD-P1850やC-1Dと基本は同じ感じです。

主基板

電源トランス

トレイ用のゴム輪を交換します。ピックアップはレンズの洗浄、グリスの塗布をします。

基板のチェック ハンダの修正をします。使用している部品は特にオーディオ用などは使用していません。

バーブラウンDAC PCM1710U (20ビットのオーディオDAコンバーターIC。ディジタルフィルターを内蔵し、デルタ・シグマ(ΔΣ)DAコンバーターに加えてアナログフィルターまで内蔵しています。)

電源回路のコンデンサーのビニールが破れていたので念のため交換しましたが特に劣化や膨らんではいませんでした。取付時にビニールが破けたのでしょうか。

裏側 ケーブルソケットが中々抜けなくて基板のハンダ付け部分の配線が剥離してしまったのでケーブルにて接続しました。

足は手持ちの物を取り付けました。

完成 このCD-P1820やCD-1850は筐体が薄い板なのでトランスの音やCDのモーターの音が共鳴して「ブーン」という音がプレーヤーに耳を近づけるとします1メートル離れるとわかりませんがケースを外すと音が小さくなるので蓋をすると共鳴しているようです。この点はアルミのフロントパネルや補強がされている中級機以上は当然ですが静かです。

連続運転中 試聴してみると特に問題点はありません。

 

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Marantz CD-50

2021-10-11 | CDプレーヤー

Marantz CD-50
知人よりメンテナンスの依頼を受けました。聞くと私から譲り受けたと言うのですがどうもあまり記憶に残っていません。どちらにしても15年ぐらい前じゃないかと思います。

前面 汚れが少しあります。 症状を見るとトレイが出てきません。

裏側

光と同軸の他FIXEDと可変の2出力があります。

カバーには防振用ブチルゴムが張り付けてあります。初めからかな?

カバーを取ったところ

ピックアップ 曇っているようなのでアルコールで拭きましたが曇りはあまり取れませんでした。

有名なPHILIPS 16bitDAC TDA1541A  このDACはStuder A730、Revox B226、EMT 981など数々の銘CDプレーヤーに搭載されたDACで今でもこの音色のファンはけっこういるようです。

出力部分 良い部品を使っているようです。

プラスチックですがかなり補強には気を使っているようです。改めてよく見ると全体的に価格の割によくできていている気がします。

CDM-4Mメカニズム 清掃とピックアップ動作部分の注油 ピックアップは安いギアドライブではありません。

トレイのモーターの清掃、注油

ゴム輪の劣化によりトレイが出てこなかったようです。

CDM-4Mメカニズムの弱点 経年劣化によりこの歯車が欠損してトレイが出なくなります。今回はチックしましたが大丈夫なようです。

メイン基板は表面は銅箔でシールドされています。裏側のハンダをチェックして熱や力のかかるとことはハンダをやり直しておきます。

FL表示管はきれいにしておきます。

裏側のハンダは力がかかるところのハンダをやり直します。

ピックアップはアルコールでは曇りが取れませんでしたのでガラスクリーナーできれいにし、その後アルコールで洗浄しました。

伸びたゴム輪は53mmぐらいだったので50mmと45mmのゴム輪を購入しました。結局使用したのは50mmでした。

CD再生テスト中 トレイの動きもスムーズです。

システムに入れて試聴中 このCDM-4MメカニズムとPHILIPS 16bitDAC TDA1541Aの組み合わせから出る音は柔らかく滑らかでデジタル機器なのに不思議な感じがします。

 

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PIONEER DV-610AV SACD

2020-09-01 | CDプレーヤー

PIONEER DV-610AV SACD
以前にSACDプレーヤーを使用していた時がありましたがどのメーカーのプレーヤーを使用しても私の好みの音とは程遠い音でそれ以来SACDはやめてしまいました。
今回使用していないPIONEER DV-610AVが2台あったので又SACDを聞いてみました。
このPIONEER DV-610Aは140万円もするゴールドムンドのSACDプレーヤーEIDOS 20Aと中身がほとんど同じということで一時話題になりました。

ONKYO Integra P-303に接続

このプレーヤーはDVDオーディオやSACDも聴けます。

PIONEER DV-610AV+ONKYO Integra P-303+YAMAHA B-2+JBL 4343で試聴 改めて聴いてみると以前聴いたDENONやMarantzやSONYのSACDプレーヤーよりこちらの方がシンプルなためか音が良いような気がします。

 

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CEC CD3300 4台目

2020-03-29 | CDプレーヤー

CEC CD3300 4台目
ジャンク品が出ていたので4,100円で購入しました。このCD3300は価格は安いのに個人的に好きな音がするCDプレーヤーです。(CD3300Rよりこちらの方が好き)
今回は以前購入した同じ製品のジャンク品の中身をこちらの中身に入れ替えて動く製品にしようという考えです。いわゆる「ニコイチ」ですね。

全面は目立つ傷はありません。

上面は擦れや小傷があります。

リア側

CDを入れると認識しません。

ケースを取ったところ

ACコネクタ 配線が雑なところがあります。この時代の中華製品は雑な配線やら部品が斜めに刺さっていたりするのが多いです。

こちらのCDプレーヤーから使える部品を移植します。

移植後電解コンデンサーをすべて交換します。この時代の中華性のコンデンサーはまともな製品が無いような気がします。水晶も手持ちのものと交換します。

試運転中

ヘッドフォンAKG K240 Studio + FETヘッドフォンアンプで視聴中 静かでありながらダイナミックレンジが広く嫌味の無い音が気に入っています。久しぶりにヘッドフォンで視聴しましたがやっぱりスピーカーより音がいいですね。

 

 

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16.9344MHz水晶発振器

2019-09-02 | CDプレーヤー

16.9344MHz水晶発振器
知人からCDプレーヤーの調子がおかしいので見てほしいと言われて中身を見ると別の水晶発振器が取り付けてありそれの調子がおかしいようでした。
知人に聞くとこの水晶の交換をすると劇的に音が良くなるというのでガレージメーカーに改造を依頼したとのこと(けっこう高かったようです)。そういえば以前はこういうCDプレーヤーの改造が流行っていましたね。

三田電波株式会社製TCXO 0510(温度補償型水晶発振器温度特性±1.0PPMを使用しています。これのレギュレーターが故障していたので交換しました。

カウンターで計測

トリマを回して調整 トリマが小さいので針でつついて少しづつ回しました。

こんなものでしょうか

オシロで波形をチェック中 しかしこの水晶に交換したからと言って音が劇的に変わるものでしょうか??。ルビジウム発振器を使用しても音が変わるかどうか・・

 

 

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