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ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

Panasonic VP-9602 RF電圧計

2025-01-09 | 測定器

中古品を6,000円で購入しました。RF電圧計は自作したのですが、プローブは自作が難しく周波数が上がるにつれて表示がおかしくなるのでこれは製品を購入しないとだめだと思っていました。

Panasonic VP-9602+VQ-093Cプローブ  あまり使用していなかったようで比較的きれいでプロープなどは新品同様な感じです。 もう35年ぐらい前の製品ですが問題なく動作します。
仕様 電圧測定範囲 300uV-3.5V 周波数測定範囲 10KHz-1000MHz

横から

上から 劣化している部品も無いようで、さすが業務用製品だと感心します。

 


高周波電圧計

2024-06-08 | 測定器

以前簡単な高周波電圧計を作成しましたがアンプを内蔵していないタイプでしたのでほとんど使い道が無かったので今回はアンプ内蔵タイプを作成してみました。調整はMARCONI 2401で行いました。

メーターなどは以前のを使いまわしています。300MHzぐらいまでは使えるようですがメーカー製のようなフラットな特性ではありません。あくまで目安ていどでしょうか。

ダイオードはIN60を持っていなかったので手持ちの耐電圧が低いショットキーバリアダイオード1SS106を使いました。

オークションで2SK439Eが 20個 1.733円(@87円安い!)で売っていたので購入してみましたが、なんかゲインも少なく入出力容量も多いような感じで、これ本物か?以前購入した時は1個800円ぐらいしていたような気がします。最近は製造終了品のTRが安く出ていますが本物かどうかを見分けることができないので困ってしまいます。

 


VP-7201A 発信機

2024-03-04 | 測定器

DCアンプのメンテナンスを終えて測定しようとしたらプロテクトがかかる時があったのでいろいろ調べたらVP-7201Aから直流電流が出ていたのでメンテナンスしました。

VP-7201A 電解コンデンサーなどは交換しましたがoffsetは調整していませんでした。DCアンプを調整する機会が無かったので(普通パワーアンプにはAC入力とDC入力の切り替えSWが付いているので)DC入力が通常のアンプは自作以外はほとんどないので。

ケースを外します。

offsetを調整します。

 


NanoVNA-H 50KHz-1.5GHz アンテナネットワー クアナライザ

2023-12-16 | 測定器

アマチュア無線で今や必須のネットワー クアナライザが安く出ていたので6,258円で購入しました。
私が昔見たことがあるネットワー クアナライザは1999年ごろ発売のAgilent 8783ES ベクトル・ネットワーク・アナライザという30KHz-6GHzまで測定できるもので当時の価格は税込み600万円以上という高額な製品でした。 

この価格でよくもまあできるものです。このアナライザは実際に電力を出して測定しているわけではなく演算処理した結果を推計で表示しているので精度は信頼できるか分かりませんが相対的にSWRが高いか低いか広範囲に目で見てが分かるので参考になります。

この製品はいわゆる正規品ではなくコピー製品のようでまあどれを使っても同じなので安い製品を購入しました。

ガラクタ箱にあったSMA-M型ケーブルとMP SMAJ 変換コネクタ-を使って校正してから使います。

 


Tektronix TDS-540 デジタルオシロ

2023-09-28 | 測定器

オシロはHP 6415Bが2台あるのですが昔欲しかったデジタルオシロが出ていたので電源が入るジャンク品を9,800円で購入しました。

外見はスレや傷はありますが年代物としては比較的きれいです。もう30年近く前の製品と思いますが当時の価格は 3,400,000円と個人で買えるレベルではありませんでした。
TDS-540 Bandwidth 500MHz  Sample Rate 1GHz 4Channelsという仕様で当時としては高性能の製品です。W 445 H 236 D 432 12.3Kg

リア GBIP端子があります。

ヒューズは6Aで切れていません。

ケースを取ったところ。

シールド版を取り埃を取ります。

DRAM Processor/Display Board

モトローラ MC68020 32BitCPUを使用しています。

この時代のTDSシリーズはこの面実装アルミ電解コンデンサーの劣化による故障がよく見受けられます。怪しいのは交換します。

コントロールパネル

裏側 分解清掃後接点はアルコールでクリーニングします。

Attenuator Assembly ここも発熱しますのでアルミダイキャストで冷却しているようです。

分解してモジュールをきれいにします。

モジュールとの接点もきれいにします。

Acquisition Bord こちらも怪しいところははんだをやり直します。面実装アルミ電解コンデンサーのあやしいのは交換します。

操作ボタンもきれいにします。

冷却用ファンも掃除します。けっこう大きいです。

CRTの焼けはあまりなさそうです。

300W Power Supply 熱くなるところははんだをやり直します。一部フィルムコンデンサー交換。TR,IC交換。

大事なところは日本のコンデンサーが使われています。

Firmface Board TDS-540の中古を買うとこのボードが外されているものがありますがこの機器は大丈夫でした。

USA clinton electronics corpのCRTを使用しています。ほこりがあるのできれいにします。

Display Supply Board 特にフライバックトランスは、ほこりが多いのできれいにします。熱くなるトランジスタははんだをやり直します。

組み上げてチェック中 self check passしました。しょうがないですがこういう古い製品は冷却するためとはいえファンが少しうるさいです。

4chをチェック中 まだ詳細はチェックしていませんが私が使う範囲では問題なさそうです。

 


VP-7201A 発振器メンテナンス

2023-08-29 | 測定器

周波数可変ダイヤルを動かすと出力が不安定になるのでメンテナンスをします。

VRを動かして可変していますのでこれの接触が不安定のようです。

密閉型構造ですが使っていれば汚れはでますね。民生品とは違って構造から違います。分解清掃しておきます。

周波数を大体にセット

サイン波を可変してオシロでチック中

 


ADVANTEST TR5821 UNIVERSAL COUNTER その2

2022-08-14 | 測定器

ADVANTEST TR5821 UNIVERSAL COUNTER その2
反応しないキーがあるのがどうも気になったのでスイッチを交換しました。

購入した他社製品のスイッチ

こちらは付いていたスイッチ 

ゴムが破れています。

交換終了 このカウンターはコンセントにコードを刺すと電源を入れていないくても10MHz基準発信機部分は通電したままになりますので家庭での使用時にはACタップにスイッチが付いたものから電源を取った方が良さそうです。こういう測定器関係はスイッチを入れていないのに通電しっぱなしってけっこうありますね(家電製品も多いですね)。

 


National VP-7220C RC OSCILLATOR

2022-08-11 | 測定器

National VP-7220C RC OSCILLATOR
昔の古い低ひずみ発振器が出ていたので懐かしく思い4,560円で購入しました。当時の価格は高かったような気がします。

前面 けっこう大きいですがアルミケースなので軽いです。こういう周波数をスイッチで切り替える方式は周波数も正確で経年劣化がしにくい構造です。外見は汚れもほとんどありません。

裏側 こちらも汚れがあまりありません。

上側 

dbとdbmの出力メーターがあります。試しに0dbで出力を合わせます。

ミリボルトメーターで読むと少しオーバーでしょうか。

1KHzをカウンターで測るとこんな感じでそれほど誤差は無いようです。

カバーを開けます。中はガラガラというかスペースがありすぎです。

基板はこれ1枚だけです。

裏側 なにもありません。これ半分のケースに収まりますね。

電源トランス。

タイト製の切り替えスイッチを使用してあります。接点の汚れもあまりありませんが一応アルコールできれいにしておきます。

基板はこれだけになります。今使用しているNational VP-7201Aと構造が何となく似ている気がします。

電解コンデンサーを交換しました。

コネクタは清掃しておきます。

交換部品

dbvを合わせます。

周波数調整。

1KHzの歪 最近HP-8903b歪率計本体の歪がこれ以下に下がらないので本来はこれ以下と思われます(カタログ値は0.002%)。HP-8903bのメンテナンスは素人では無理なので思案中・・最近はPCによる歪の測定の方が簡単なので・・・

完成 これ大きいので置くところがありません。

 


ADVANTEST TR5821 UNIVERSAL COUNTER

2022-08-08 | 測定器

ADVANTEST TR5821 UNIVERSAL COUNTER
電源が入るジャンク品が1,200円で出ていてだれも入札しないのでカウンターは2台あるのに落札してしまいました。以前から精度はあまり要求しないカウンターがあれば
手軽に使えると思っていました。

前面 汚れ変色破損があります。電源は入りますが反応しないボタンがあります。まあジャンク品ですからね。この時代のADVANTEST製品はこのスイッチの故障が大変多く中古品のほとんどの製品がスイッチ不良となっているようです。TR5821はシリーズ中一番ベーシックなカウンターで周波数上限は120MHz、発振器温度特性は±1×10-7(0℃~+40℃)となっています。

裏面

上面 写真では分かりませんがけっこう黄色いです。

前面が破損しています。

中を開けて電源部分を取り出します。トランスが傾いていたので垂直になるように修正します(落としたのかな?)。ファンレス仕様です。

コントロール基板

表示部分 よく見ると動作するスイッチが黒色で動作しないスイッチが白色です。どうやら2ケ所だけ交換したようです、

10MHz基準発信機

組み上げて自作した基準10MHzOCXOで調整中 動作しないボタンもありますがカウンター機能は支障なく使えるのでこのまま使おうと思います。このカウンターは120MHzまでカウントできますが感度は下がるものの170MHzぐらいまではカウントできるようです。