成田ファームランドに無料のバラ園があるので見に行ってきました。薔薇っていろいろな種類がありますね。
今回もSONY α350 + MINOLTA AF MACRO 50mm F2.8を使用して絞り優先解放で撮っています。
成田ファームランドに無料のバラ園があるので見に行ってきました。薔薇っていろいろな種類がありますね。
今回もSONY α350 + MINOLTA AF MACRO 50mm F2.8を使用して絞り優先解放で撮っています。
とりあえずヘッドアンプはダメなので2SB737,2SD786を取りはずします。このC-4アンプは方チャンネル4パラ接続してあります。皆さんご存じのように雑音はパラ接続すると減少していき、一般的に2パラにすると雑音レベルは1/√2になり、4パラにすると1/2になります。1976年発売のFIDELIX社のLN-1ヘッドアンプはこの2SB737,2SD786を方チャンネル10パラで-157dbV(等価雑音抵抗5Ω)という数値を出していました。
ガラクタ箱には2SA970BL.2SC2240BL(オーディオ用低雑音) 2SA872AE,2SC1775AE(オーディオ用低雑音) 2SA1015L-GR.2SC1815L-GR(汎用品低雑音)があるのですが今回は2SA1015L-GR.2SC1815L-GRを使用してみたいと思います。2SA1015L-GR.2SC1815L-GRは2SA1015.2SC1815のローノイズタイプで秋月電子から20個100円(1個5円安い!)で購入したもので本物は東芝製品なのですがどうもこれは違うようなきがしますが・・・。
拡大したらUTC A1015L-GRと書いてあります。どうやら台湾のユニソニック テクノロジー株式会社の製品のようです。この会社はICをメインに製造している電子部品の会社のようです。特性のそろっているTRを組み合わせましたがどれも特性がそろっていてペアを組むのが楽でした。
L,R=100Hz ふらつきも無くなりました。
完成 ヘッドフォンVRは分解清掃しましたのでだいぶ良くなりましたがバランスVRは分解できないので少しガリが残りましたが普段はセンターで動かしませんのでこれで良しとしました。
消費電力を計ってみました。規定値より少し減りました。
ヘッドフォンで試聴中 本格的な回路なのでなかなか良い音です。
DENON DL-103で試聴
試聴中 ノイズも少なく音も問題ないようです。2SA1015L-GR.2SC1815L-GR(汎用品低雑音)でも問題なく使えそうです。
アナライザの調子が悪かったのでMCヘッドアンプの調整をし直します。
C-6はMCアンプをこのDual FET 2SK146だけで行っています。VRを調整して20KHzの歪を最小にします。
ついでにAC点火のランプをDCにしてランプをLEDにしました。
ボリュームは取り外して洗浄しました。緑青が出ていたので完全には治らないかもしれません。
スイッチ類は取り外して清掃します。密閉型のプッシュスイッチは汚れが無いのでそのまま使用します。
分解すると緑青が出ていたりグリスの汚れ?がこびりついているのがありこれでは接触不良になりますね。
綿棒でこすると真っ黒です。
スイッチの延長用シャフト プラスチックが割れていたので針金で補強後ボンドで固定しました。
メインボリューム MATSUSHITA製こんなボリュームは手に入らないですね。
壊れていた2SD786 他の2SB737,2SD786も少しノイズがあってダメなようですが・・・とりあえず4パラを3パラにしておきます。このTRはベース広がり抵抗rbb'が4Ωという驚異的なローノイズTRで低雑音として使われている日立2SC1775Aがrbb'600Ωなので桁違いの性能です。
電源電圧30V、DCバランス、MCヘッドアンプ歪調整をして修理完了
整備後 残留雑音(出力にもVRが入るので低雑音) L,R=0.002mV 周波数特性 L,R=5-200KHz -1db
交換部品
L,R=10Hz
L,R=100Hz
L,R=10KHz
L,R=100KHz
MC入力 1KHz
電源の赤いランプは目障りなので青色LEDにその他は緑色LEDに
システムに接続
試聴中 DENON DL-103で試聴 DL-103は0.3mV(1KHz)なのでMCヘッドアンプの利得の減少による音量低下は問題ないようです。音は問題ないような感じですがアナライザで見ると低域が不安定なようです。バランスボリュームとヘッドフォンに「ガリ」がありMCアンプに問題ありという感じです。
通電確認、動作未確認のジャンク品が出ていたので14,400円で購入しました。1978年発売で当時の価格は98,000円というものです。45年も前のアンプですがこのころは各社気合が入っていました。このC-4はカレントミラーカスコードブートストラップ回路を使用したイコライザとフラットアンプにMCヘッドアンプが入ったプリで150個以上のTR,FET,ICを使用しています。
前面 汚れ方が尋常ではないような気配が漂っていていかにもジャンク品という感じです。つまみは動きますがスイッチ関係は押しても戻ってこないのもあり動きが鈍いです。電源を入れてチェックするとPHONOからものすごい雑音がします。又、L,Rから音が出ないときがありジャンク品で間違いありません。
裏側 歪んでいるような感じがします。
アース端子がありません。それにへこんでいます。
下面 なんかおかしい感じ
筐体をよく見るとなんか歪んでいる感じがします。このアンプも捨ててあったような気がします。・・・以前メンテナンスしたONKYO Integra P-306Rと同じような感じがします。
アース端子はガラクタ箱にあった端子を付けますが歪んだ面を引っ張り出して何とか平になるようにしました。
下面を取ったところ。このアンプも上下逆さまです。このアンプもけっこう発熱するので何の意味があって熱のこもる構造にしたのか聞いてみたいです。
カバーを取ったところ
ヘッドフォン回路とターンオーバー回路。本格的なヘッドフォンアンプ回路が入っています。
定電圧回路 フラットアンプ けっこう発熱します。このプリは出力インピーダンス330Ωと低くて強力です。少しでも発熱を減らすためランプはLEDに変更します。ランプの電源は-12V(+電圧ではない)80mAですがLEDは8mAの消費なので1/10の消費電流になります。
ファンクション切り替え回路 フォノイコライザ回路。
MCヘッドアンプ用に開発された超低ノイズTR ROHM社エピタキシャルプレーナー型2SB737,2SD786 これ壊れていると代替えトランジスタがありません。これYAMAHA C-2aと同じ回路です。(YAMAHA C-2はYAMAHA独自のIC NE-06002を使用)
モードスイッチ 金具が錆て動きが悪かったのでシリコングリースを塗布しました。保管状態が悪かったようです。
整流回路とトーンコントロール
トランスは結構大きく小型のパワーアンプぐらい大きいです。
シャーシが歪んでいるので矯正しました。このアンプは放り投げられたのでしょう。
音出し確認済みでAM/FM受信しません??という製品を1,600円で購入しました。1997年発売の製品で型番からするとST-S555ESXの後継機と思われがちですが全く違います。このST-SA50ES(クォードラチュア検波)はST-SA5ES(PLL検波)のコストダウン機という位置づけです。ST-S555ESX(高級機)ST-SA5ES(中級機)ST-SA50ES(入門機)というかんじでしょうか。この時代はチューナーの人気が無くなっていたのでしょうか。
価格のわりに高級感があります。オーディオは見た目が大事です。
取説が付いていました。このチューナーは地域を措定すると自動サーチが動いて受信した放送をJ-WAVEみたいに登録してくれます。よく見ると2002とボールペンで書いてあるので2002年購入したようです。
受信しないと書いてありましたが問題なく受信するようです。
裏側 RCA端子は金メッキされているようです。
カバーを開けます。価格相応の中身ですが部品などは良いものも使用してあるようです。トランスが小さいですね。
基盤を取り出します。フロントエンドはミツミの汎用品ではなくSONY製なのかな?
基盤の裏側 RCA端子や発熱する部分は半田をやり直します。
ロータリーエンコーダーは少し動きが渋かったのでグリースを塗布しました。普通にフライホイールが付いていて軽く回ると思っていましたが価格を考えるとこんなものでしょうね。
選局用つまみはアルミの削り出しを使用してありこれがフライホイールの役目もしているのかな。
ネジは鉄に銅メッキしてあります。
クォードラチュア検波 LA1235
フロントエンドのカバーには「ESブランド」のマークが誇らしげに貼ってありますが・・・これESブランドかなー?
信号強度を表示できけっこう正確のようです。
各部を調整して完成 PLL検波方式のチューナーははっきりとした音が特徴ですがクォードラチュア検波は滑らかな音が特徴でここら辺は好みが入るのですがよく調整されたクォードラチュア検波方式はなかなか良い音だと思います。
試聴中 やはり高級感があります。性能は使用しているST-333ESXより劣るのですがクォードラチュア検波の聞きやすい音もなかなか良いものです。