オーディオシステムから雑音(結構大きな音)が出るようになったというのでチェックするとどうやらパワーアンプから音が出ているようなので持ち帰ってきました。
正面 外見はあまりお金をかけていない構造です。私も以前P-35,P-35Ⅱ,P35Ⅲと3台持っていた時期がありました。
裏側 スピーカー保護用にヒューズが入っています。
カバーを取ったところ。 これ以上シンプルにはできない教科書に書いてるようなSEPP回路で保護回路などはありません。もちろんリレーも付いていません。
RCA端子のアース側のカシメ部分が緩んでいたのではんだ付けしました。(これが原因かな?)
入力のタンタルコンデンサーは経年劣化が心配なのでニチコンゴールドに交換
調整用ボリュームは黒真っ黒です。
パワートランジスタにはシリコングリースが塗布してありませんので塗布しておきます。
交換後 アイドリングとDCバランスを調整しましたがアイドリングが250mAほど流れていたので60mAに調整しました。なんでこんなに流したのかわかりません。アイドリング多い方が音が良いとでも思っていたのかもしれません。
L,R=100Hz
L,R=10KHz
完成 残留雑音 L,R=0.1mV 周波数特性 L,R=5-120KHz -1db
試聴中 飾り気のない素直な音といった感じで市販のアンプのように凝った回路でNFBが多くかかった低歪、高ダンピングファクターのアンプとは一味違った音のような気がします。
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