オシロはHP 6415Bが2台あるのですが昔欲しかったデジタルオシロが出ていたので電源が入るジャンク品を9,800円で購入しました。
外見はスレや傷はありますが年代物としては比較的きれいです。もう30年近く前の製品と思いますが当時の価格は 3,400,000円と個人で買えるレベルではありませんでした。
TDS-540 Bandwidth 500MHz Sample Rate 1GHz 4Channelsという仕様で当時としては高性能の製品です。W 445 H 236 D 432 12.3Kg
リア GBIP端子があります。
ヒューズは6Aで切れていません。
ケースを取ったところ。
シールド版を取り埃を取ります。
DRAM Processor/Display Board
モトローラ MC68020 32BitCPUを使用しています。
この時代のTDSシリーズはこの面実装アルミ電解コンデンサーの劣化による故障がよく見受けられます。怪しいのは交換します。
コントロールパネル
裏側 分解清掃後接点はアルコールでクリーニングします。
Attenuator Assembly ここも発熱しますのでアルミダイキャストで冷却しているようです。
分解してモジュールをきれいにします。
モジュールとの接点もきれいにします。
Acquisition Bord こちらも怪しいところははんだをやり直します。面実装アルミ電解コンデンサーのあやしいのは交換します。
操作ボタンもきれいにします。
冷却用ファンも掃除します。けっこう大きいです。
CRTの焼けはあまりなさそうです。
300W Power Supply 熱くなるところははんだをやり直します。一部フィルムコンデンサー交換。TR,IC交換。
大事なところは日本のコンデンサーが使われています。
Firmface Board TDS-540の中古を買うとこのボードが外されているものがありますがこの機器は大丈夫でした。
USA clinton electronics corpのCRTを使用しています。ほこりがあるのできれいにします。
Display Supply Board 特にフライバックトランスは、ほこりが多いのできれいにします。熱くなるトランジスタははんだをやり直します。
組み上げてチェック中 self check passしました。しょうがないですがこういう古い製品は冷却するためとはいえファンが少しうるさいです。
4chをチェック中 まだ詳細はチェックしていませんが私が使う範囲では問題なさそうです。
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