冬型の気圧配置で、昨日は、粉雪がちらつく。
今日は、日中は、暖かかったが、朝は<、おおじも> だった。
宮が谷の林道も、すっかり、初冬の景色、
山茶花の花が、凛とした空気のなかに、匂ってくる。
山崎豊子の「花紋」を再読。
「御室みやじ」という歌人の半生を描いたものである。
おゆび冷え
わが調えし琴柱<ことじ>にて
鳴りいづるとき炎<ほむら>と化さめ
小簾<おす>もるる
月の光に包まれて
眠らな夜半を竹のそよげる
中城ふみ子の歌集といい、短歌から離れて久しくなった今、
血が、騒ぐようなおもいだ。
可愛い可愛い孫も声変わりを迎えた。
身長も155センチになった という。
「無事、これ名馬」の主人公のように、平凡でも
いいから、思いやりのある、まじめな青年になってほしい。