今日は二十四節気のひとつ「白露」
角界では、「露鵬」「白露山」の大麻に陽性反応で、喧々諤々の有様
やはり、外国人力士が、日本の伝統文化を継承してゆくのは、
問題がありすぎるのではないだろうか
かといって、今の私たちに問題がないわけではない。
ひとつの物事を、側面的、いわゆる立体的に、物事を見る
能力に、欠けてきているように、思う。
今ここに、山本有三の「米百俵」がある。
戊辰戦争で、焦土と化した城下町、長岡。
その窮状を見かねた、支藩より、見舞いの米百俵が届けられた。
だが、配分を心待ちにする藩士が手にしたのは、「米を売り学校を建てる」との
通達。
いきり立つ、藩士を前に大参事小林虎三郎は「百俵の米も、食えばたちまち
なくなるが、教育にあてれば、明日の、一万、百万俵になる」と諭す。
軒別にすると、1700軒、頭数にすると8500人、一軒のもらい分は、2升そこそこ。
一人当たりにすると、4合か5合、一日か二日で食いつぶしてしまう。
一日や二日で食いつぶした後に、何が残るのか。
その日ぐらしでは、長岡は立ち直らない。先の見えた人物がいたら、
餓えて苦しむことはなかった。
国が興るのも滅びるのも、町が栄えるのも、衰えるのも、ことごとく人にある。
ひとつのことを、追いかけていたのでは、何時になっても、建て直しの大本が決まらない。
まず、大本を決めることである。
こうして、藩士を説得し、学校を建てて、藩の子弟の教育をし、
人材を育ててゆくのである。
ややもすると、目先のことだけに、とらわれがちで、先の見えない話は、わかりずらいものである。
今の人たちは、あまり本を読まない。
文学少女だった、おばはんとしては、じつに、なげかわしい。
角界では、「露鵬」「白露山」の大麻に陽性反応で、喧々諤々の有様
やはり、外国人力士が、日本の伝統文化を継承してゆくのは、
問題がありすぎるのではないだろうか
かといって、今の私たちに問題がないわけではない。
ひとつの物事を、側面的、いわゆる立体的に、物事を見る
能力に、欠けてきているように、思う。
今ここに、山本有三の「米百俵」がある。
戊辰戦争で、焦土と化した城下町、長岡。
その窮状を見かねた、支藩より、見舞いの米百俵が届けられた。
だが、配分を心待ちにする藩士が手にしたのは、「米を売り学校を建てる」との
通達。
いきり立つ、藩士を前に大参事小林虎三郎は「百俵の米も、食えばたちまち
なくなるが、教育にあてれば、明日の、一万、百万俵になる」と諭す。
軒別にすると、1700軒、頭数にすると8500人、一軒のもらい分は、2升そこそこ。
一人当たりにすると、4合か5合、一日か二日で食いつぶしてしまう。
一日や二日で食いつぶした後に、何が残るのか。
その日ぐらしでは、長岡は立ち直らない。先の見えた人物がいたら、
餓えて苦しむことはなかった。
国が興るのも滅びるのも、町が栄えるのも、衰えるのも、ことごとく人にある。
ひとつのことを、追いかけていたのでは、何時になっても、建て直しの大本が決まらない。
まず、大本を決めることである。
こうして、藩士を説得し、学校を建てて、藩の子弟の教育をし、
人材を育ててゆくのである。
ややもすると、目先のことだけに、とらわれがちで、先の見えない話は、わかりずらいものである。
今の人たちは、あまり本を読まない。
文学少女だった、おばはんとしては、じつに、なげかわしい。