おんなだって、やればできる

やってやれないことはない

すいかずら

2008-06-06 22:53:19 | Weblog
今日の天気ときどき

再生塾からの帰り道、
糸のように、細い月がかかり、
<すいかずら>のいいにおいが
走っている、車のなかにまで
匂ってくる。

坂本勤「カワウソから聞いた動物の話」のなかより

<ライオン>

ライオンの父は  子どもを
とてもかわいがりますが

すこし大きくなると
がけから突き落として
生きる勇気を つけようとします。

子には
そのきびしさの意味が
わからず

父をうらみそうになって
泣きながら眠りについたとき

そっと
眠っている 自分の背中を
なめている
父のやさしい舌に
きづいて

安心して
眠りに
つくのです。

          おわり

いまの、おとなたちに欠けている
ほんとうの、やさしさときびしさが

この、物語の中にあります。
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