And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

水晶の夜に生まれて

2018-08-07 08:42:16 | 日記
インパルス盤もやっとCDになり、オーネット・コールマンもほぼCDで聴けるようになった。コールマンは昔からいかさま師であり偽物だと思っているのだが、だから音楽を聴く聴かないは別。偽物だと思ってるから一部のファンがマイルスやコルトレーンを聴くときのように崇めては聴かない。昔評論家がCCRを3コードの単純な音楽とけなしていたことがあった。その頃自分はティーンエイジャーだったのでそうかと思ったが、今なら言える、だから?もはや自分より若い世代が解説書いているから、ということはいいときのジャズの知識は後追い。どうせ知らないんだろう、ネットで集めた知識なんて知りたくない、文章で勝負してみろ金取ってるんだからと思う。一時期出たジャズ喫茶マスターの文章もまともなものなかった。そういえば店でもジャズ喫茶のマスターって偉そうにしてた。輸入盤買って細かい英語の解説見て読めないとしまうくらいでいいのかもしれない。本の場合はどうしても解説を先に読んでしまう。本というのは文学か哲学なので、そうおかしな人間が書くわけないという前提だが。推理小説でも解説から読むが、それもネタばらしするような馬鹿な解説はない。
DVDで観てきた「コンバット」ようやく白黒が終わる。カラー版も何本か観ているのだが、カラーになるとピクニックのようになって何か力が抜けてしまう。60年代後半からアメリカテレビドラマは次々とカラー化していった。「ペリーメイスン」など最後の1本だけカラーとか。「宇宙家族ロビンソン」はシーズン2からカラー。「逃亡者」も後半になってカラーになった。白黒のほうが緊迫感出るのは戦争物くらいか。あとはカラーがいいに決まっている。映画もサイレントにこだわったり白黒にこだわったりとかした監督もいたようだが、やはり普通に楽しむにはカラーがいいに決まってる。なぜDVDで出ないのだろうと思うのだが、「カサブランカ」カラーバージョンがLDのボックスで出たことがある。要するに人工着色なので不自然ではあるが、観る角度も変わってくる。「ボディ・スナッチャー」の最初の映画化版はDVDでは初めにカラー着色版が出て、最近になってやっとオリジナル白黒版が出た。こんなマイナーな映画で着色版が出るというのも珍しい。ジャズのレコードも50年代後半からステレオ盤が出て、その境目くらいはモノラル、ステレオ両方出ていて演奏は同じはずなのだが、エヴァンスの枯葉のように違うバージョンに差し替えることもあった。それを日本で発見して両方のバージョンを入れ、それがスタンダードになるのだから日本のジャズ文化はたいしたものだ。
「禁じられた遊び」のカラー版、「太陽がいっぱい」のモノクロ版なんか観たくないよな。

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