And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

I'll remember April and be glad

2015-03-23 08:56:53 | 日記
連休前にレンタルで何本か借りてきた。暇つぶしには衛星放送ですむのだが「24」の最終を観ようと思って、そのついでに。今どき第二次大戦ものは珍しいと「フューリー」時間の無駄だった。中途半端に戦争の悲惨さを出しているが、そういうのは「プラトーン」で終えた。戦争と関係ない母娘との絡みが長い。最後の全滅も訳がわからない。ハッピーエンドにしたらもっと訳がわからないだろうという程度。それなら最後に正義の怒り爆発みたいなプロレスのストーリー的なもののほうが観終わってすっきりする。「ゼロ・グラビティ」のように借りて観て、5分でつまらないとやめてしまうのであれば時間の損失は少ない。完全に娯楽と割り切っている映画なら最初の10分で引きつけられなければ、いくら観ても無駄だ。困るのがだいぶ進んでから途中でダレる映画。最後まで観てあのクソ映画ねと言いたいばかりに観てしまって時間の無駄と感じる。その点007は完璧だった。最初からクライマックスかと思うような始まり方して最後まで飽きさせない。逆がタルコフスキー。重い雰囲気で始まって、これが3時間続くのかと思いきやその通り続く。「惑星ソラリス」公開当時観に行って何度席を立とうとしたか。ベルイマンがそういう映画だと思われそうだが、意外とストーリーに入っていける。自分のようなベルイマンファンでなくてもカーチェイスや撃ち合いがないと映画はつまらないという人でなければ、観ると最後までいってしまうのではないか。最初の頃はコメディタッチもあり、もちろんテーマが堅苦しいの多いが、たとえば最後の「ファニーとアレクサンデル」など長いが途中でやめることできないくらいのめり込むと思う。映画ファンはたくさんいるが、なかなか話の合う人はいない。どういう映画が好きなのと聞いて「スターウォーズ」が好きとか言われると話を変えるしかなくなる。逆もあってジャズの場合もそうなのだけれど、やたら詳しく説明されるとベルイマンは観たことないからと話をやめることもある。最近モーセの映画がまた出たが、聖書もの、西部劇とともに第二次大戦ものもなくなりつつある。なくならないのは恋愛もの、パニックもの、ホラー、SF。どれを題材にしても自分の興味の引くものにはなりそうにない。そんなこと言いながら「冒険者たち」の口笛を聴くと、映画に夢見てたティーンエイジャーの頃を思い出す。僕は四月を思い出しほほえむ・・