HOBNOBlog

ロンドンから徒然に

落書き

2010-03-07 | 旅・イベント
 ハンブルク市内から空港へのタクシーの進路には、いかにも高級そうな住宅街があって、ここを見ている限りでは落ち着いてしっとりした雰囲気です。
 でも、何故か僕の印象の中では原色が焼き付いて離れません。多分ひとつの原因はシャンツェ地区にいつも立ち寄るからだと思います。

 個性的な雑貨店やブティック、各国料理のレストラン、バーが建ち並ぶこの地区の雰囲気が好きです。移民も多く住み着き、若者がたむろして、サブカルチャーの発信地と言われています。

 ただここに何も知らずに迷い込んだ人はちょっと引いてしまうかもしれません。
 何しろ街のあちこちが落書きだらけ。例の“割れ窓理論”を適用するなら、犯罪の温床になってもおかしくないような雰囲気です。夜もちょっと薄暗いですしね。




 この印象の後でロンドンに戻ってくると、何とまぁ視覚に優しい街だろうと思ってしまいます。昔ながらの建物の住宅街が多いし、商業地区でも派手な看板も少ないし。

 でも、落書きっていう意味では一ヶ所目立つところがあります。サウスバンクの、その名もスケボー・パーク。いえ、これ僕が勝手にそう呼んでいたんですが、今日歩いてみたら本当にSkate Board Parkと名付けられてちゃんとペンキで描かれていました。




 この内部で落書きし放題、そしてスケボーし放題ということなんですが、ラインで区切られた内部に、体よく大人たちから追い込まれてしまったような気がしないでも。
 本来落書きなんて許可されてするものでもなく、何かの抵抗とかそういったエネルギーの発散ですよね。そこが何となくシャンツェ地区の雰囲気とは違って見えるのかな。

 あ、何も落書きを奨励しているわけではありませんので、くれぐれも誤解なきように!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。