植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

原監督 いやー 名将です

2020年09月13日 | スポーツ
 9月に入って怒涛の13連戦、ワタシも記憶にないセリーグのハードスケジュールも、今日で終わりとなりました。これが、今シーズンのペナントレースの趨勢を決めるとにらんでいました。わが巨人軍は、ここでずっこけると、戦力が拮抗した阪神横浜あたりと終盤までもつれる可能性が強かったのです。

 また、すでにタイトな日程をこなしてきた選手たちには、体力の消耗が見え、投打にわたって、調子を落としてきているのですから、采配とチームの総合力の真価が問われる2週間になりました。

 結果は今のところ9勝1敗1分1中止、予想以上の大進撃です。もう200%優勝で間違いありません。この勝ちの中でも、5試合が1点差、2試合が2点差(1敗も1点差)で接戦をものにしてきたのであります。つまり、引き分けを含めて9試合が僅少差の試合展開だったのです。球界では、一点差の試合は、監督・コーチの力量がものをいう、というのが常識。ブルペン(救援・クローザー)と代打代走を駆使し、様々な作戦で一点を取りに行き一点を守るという高度な戦術と経験が要求されます。
 そこで一昨日、原監督は、川上監督を抜いて巨人歴代最多勝利を挙げました。勝率もほぼ6割、何度も低迷するチームを立て直してリーグ優勝に導いた名将といって差し支えありませんね。
 2001年、長嶋さんの跡を継いで第一次監督就任時、いきなり日本一に輝きました。二次政権は、あの堀内さんがぼろぼろの2年間でチームが低迷した後を引き継ぎ2年で優勝しました。その後広島の黄金期が始まって優勝できずに勇退して高橋由伸監督が誕生しましたが、ここでも由伸監督は2年間優勝から遠ざかりました。新米監督が、すぐに優勝できるほど甘くないのです。
 そして原さんが三回目の監督でまた即座に優勝しました。通算優勝8回、日本一3回を達成したのです。
 巨人の4番としても申し分のない活躍をしました。現役の晩年では、足や手首に故障が出て力が衰え「チャンスに弱い」などと揶揄され、さすがに可哀そうでしたが、もはや押しも押されもせぬ知将であります。

 例えば一昨年までの広島は、3連覇し、投打ともに無双の強さを発揮していました。盤石と思えた戦力ですが、丸と新井が抜けて急速に打撃陣が弱体化しました。また投手も先発抑えともに不安定になり昨年は、CSまで逃しました。一度調子が狂うと緒方監督と言えど立て直すことはかないませんでした。更に今年は、最下位争いを演じております。ドラフトによる有力な戦力が加わっているにもかかわらず、一点差ゲームもほとんど落としています。これは、やはり、佐々岡新監督の経験不足、采配や指導側の問題があるように思えますね。

 ともあれ、まもなくマジックが点灯し、残り10試合以上を残して優勝するでしょう。問題は、日本シリーズです。原さんは、日本シリーズには3度しか優勝していません。クライマックスシリーズ敗退も含めて短期決戦で結果が残せず、日本シリーズ2度続けて敗退中、あのマー君擁する楽天にしてやられましたね。星野監督による、田中投手酷使の極みでした。ワタシは、あれをもって星野監督が尊敬すべき名監督ではないと感じましたが。昨年に至っては4戦4敗で涙をのみました。

 昨年は主力選手が投打とも不調で、実力を出せないまま終わりました。優勝決定後の消化試合の使い方、コンデイション調整もさることながら、ソフトバンク(予定)あたりの戦力戦術分析を徹底して行わなければなりませんね。

 シリーズでは絶対的なピッチャーが二人必要です。今年は菅野と戸郷がその役割を担います。昨年はエース菅野の不調が響きました。そして、絶好調男・シリーズ男になる選手が出てくることが重要です。選手は、トップコンデションでなければ短期決戦には通用しません。ペナントシリーズや過去の実績を無視して、公式戦終盤に好調だった選手を見極め、不調な選手には休養と思い切ったバッティング改造・修正を加えて万全な体制で戦って欲しいものです。

原さんの事ですから、昨年の轍は踏まないと思いますよ。

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