植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

宝の持ち腐れの王道を行く

2022年05月06日 | 雑感
DAZNを申し込みしたのが半年ほど前でした。サッカーWカップ最終予選のアウェーがどこでも放送されない事態になりやむなく唯一見ることが出来る有料サービスに入ったわけです。地元湘南ベルマーレの試合や新たに始まったWEリーグ、さらにはBSでも放送されないビジターの巨人戦なども観れる、という目論見でありました。

しかし、残念ながらWカップ予選突破が決まり、その後はDAZNで見るべき試合はありません。わがベルマーレはいまだ1勝しかできていません。iPhoneの小さな画面ではボールの場所すらわからない、とい状況になりここひと月ほどは全くアプリを起動すらしていないのです。

ネットでは、なにか商売をやろう少なくとも「篆刻」の販売位は出来るだろうと思って始めたのが「BASE」でありました。一応「篆刻」を彫りますから、注文してねという体裁をとり、価格表まで出して半日だけ店開きしましたが、怖気づいてすぐにクローズ、以来開店準備中のまま1年経過しております。一つには忙しくて営業や制作活動が出来ない、一つには金がとれるほどの腕前では無い、という理由であります。

もう一つ「FACEBOOK」も開設したのですが、そもそも目的が無く初期設定も中途半端、コンテンツが空のままになっております。当然投稿も無し、自分の個人情報を開示するのが気が進みません。未だに仕組みがよくわかっておりません。手すきの時間にたまに「Watch」のポッチを押して動画を眺める程度であります。

どれもこれも「宝の持ち腐れ」機能を理解せず学ぼうとも活用しようともしていないのです。少なくとも値上がりしたDAZNはお金がもったいないので解約すべきでしょう。

持ち腐れなものは、篆刻・書道関係にも「腐るほど」あります。珍しい紐(持ち手の飾り彫り)付きの印材、書道家さんの使っていた落款用印、自分の練習用にと、数十個まとめて出品される使用印などをヤフオクで片端から落札して集めた印は数千個に及びます。

その中で、自分で彫ったものは千個を越えました。そのほとんどはまとめて大量に出品された安物の印材です。それなりにいい印材を使ったのは200本ほどで、人様に差し上げたり安く譲ってあげたものだけです。摸刻で彫って積み上げているものなどは、いずれヤフオクでまとめて処分するか、あるいは平らに潰してまた彫るかのどちらかになります。なので、高価・高級な印材は使わないのです。もしワタシがいっぱしの篆刻家として世に出れば、それなりに価値や使い道も出るのですが、どうやらそれは無さそうです(笑)。

結果として、一本数千円もするような芙蓉石・鶏血石などの希少材、見事な紐のある古材、美しい印材などはあらかた手付かずのまま棚にぎっしりつまっております。これだけでは無くあと4か所ほどに分散して収納しているのです。


恐らく時価100万円以上の価値があるのです。腐るものではありませんが、このままにしておいてもなんの意味も無い「持ち腐れ」であります。
ヤフオクにて換金するか、さもなくば販路・営業体制を構築して印材・篆刻印販売するか考えなくてはなりません。

さらに、最高級の山羊の毛(長江の一部で飼われている食用山羊の若い雄の喉下で髭の後ろ )を使ったレア古筆「細嫩光鋒(さいどんこうほう)」です。その下のグレードである細微光鋒と合わせて大変貴重で高価な毛なのです。 昭和の初期から中期に活躍した書道家上田桑鳩 先生が考案したという穂先を切り落としたように平たくした平筆(先寄せ筆)にそうした超高級な羊毛が使われ、現在でも専門の書家さんが愛用しています。特に、初期の毛質が最も優れている筆は、時代を経て美しい銀白色・飴色に変わって、今では到底作れない垂涎の逸品なのです。
こんな、数十年前の売値で一本5万円以上もする羊毛筆が数十本あるのですが、ワタシの力量では、とても使いこなせないのです。普段使いの半紙用の筆は、鼬筆か兼毫筆 (いくつかの違う毛を混ぜて使ったもの)を愛用していますが、せいぜい高くても15千円止まりであります。

こんなことではいかん、どうにか宝は何かに役立てねば、と反省しきりの日々であります。

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