植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

歌の文句ではないけれど 園芸のおかげでシアワセ

2023年06月07日 | 植物
大好きな小椋佳さんの名歌 『6月の雨』
「6月の雨には 6月の花咲く♪
花の姿は変わるけれど 変わらぬ心を誓いながら~♬」という1節があります。
言わずもがな、この時期の花「紫陽花」になぞらえて、移ろいやすい花色に対して、自分の恋心が変わらない、春夏秋冬いつも二人でいたい、と切々と歌う素晴らしい歌ですね。

今朝も雨。梅雨に入っています。園芸に雨は大敵、ガーデナーとしてのワタシにとって、ブドウの病気、スイカの受粉、トマトの裂果、バラの黒星病、ぼかし肥料の腐敗など、心配事が増え、恨めしく雨空を見上げる日々が続きます。

どういうわけかアジサイは年々品種が増えております。母屋(家内の管轄)には2種類の大株が育っています。


家内は園芸に関してはワタシの師匠、バラにせよ庭木にせよ彼女の意見を尊重しております。

ワタシの仕事場のそばのマイガーデンがワタシの領分で、バラや菜園・果樹を育てております。お互いの領分には立ち入らず口出ししないが約束事、夫婦円満の秘訣でもあります。下のアジサイ以外に二株が鉢植えになっております。

ここ3日間は、書道篆刻を頭から消して、ひたすら園芸、草むしりや剪定などの庭作業に従事しました。その甲斐あって、一通りバラや植え込み、鉢物の雑草を除去し、錯綜して繁茂していた庭木も刈込んですっきりしました。

一方果樹コーナーでは、例年になくそれぞれの実付きが良く豊作を予感させてくれています。さすがに先の台風で6月の果物の代表「枇杷」は落果し傷んでしましましたが、今までで最高の出来であったのです。グミにせよラズベリーにせよ沢山の実がなって、植物たちにとっては理想的な気候なのではないか、と考えております。

「青い果実」といういささか古い歌がありました。
「あなたが望むなら 私何をされてもいいわ。いけない娘だと噂されてもいい♬」と歌ってくれた歌手山口百恵さんの初期の曲であります。ワタシたちの世代ではとんでもないアイドル・美の女神でありました。

マイガーデンでは、梅雨に入って順調に育っている「青い果実」がたくさんであります。
まず、スモモ「サンタローザ」台風などで自然落果したので労せずして摘果(間引き)が出来ました。恐らく例年にない大きな甘いすももが食べられると思います。

こちらはブドウ「甲斐路」。直接雨に当てないこと、これがもっとも大事なことで、粒の肥大と並行して伸びていく枝葉をビニール屋根からはみ出さないように剪定する作業が続きます。勿論、幾度かは殺菌消毒剤を幹や葉に散布いたします。

これは手間いらずの柿。不完全甘柿「禅寺丸柿」 で完全受粉すると甘くなり、そうでないものは渋いまま、でも干し柿にするのでなんの問題もありません。柿はもう一種知る人ぞ知るレアな甘柿「花御所柿」があります。こちらも20個ほどは収穫できそうです。

こちらはりんご「津軽」であります。
「りんごのふるさとは北国の果て
うらうらと 山肌に抱(いだ)かれて 夢を見た」美空ひばりさんが朗々と歌う津軽のふるさとの歌詞も素晴らしいですね。

「青いリンゴを抱きしめても 思いでさえ帰らない、と野口五郎さんが歌いました。ワタシの菜園にはリンゴはふじ・シナノゴールド・姫リンゴの4種を植えておりますが、いまだまともに収穫が出来ておりませんでした。しかし今年は沢山開花し、幼果が一杯ついたのです。意図的に半分ほど摘果しているので枝が折れることもなく、大きなリンゴに育つはずなのです。

柑橘類は「デコポン・せとか・はるか・レモン・清見」など10本ほど植えております。ほとんどの木に実が付きました。こちらもだいぶ摘果したので、大玉の柑橘になる、と期待しております。

これ以外にもいちじく・桃などなど多くの果樹を育てております。
秋や冬の収穫を夢見ながら鼻歌を歌う・・・・・これに勝る幸せはなかろうや、と思いますね。

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