植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

悪いことはいい事の引き立て役

2020年06月24日 | スポーツ
禍福は糾える縄の如しと申しますな。
いい事があれば、えてして悪いことも起きる、人生というのは両方が繰り返しだったり背中合わせになっていて、だいたいがバランスが取れるという所でしょうか。
若い頃は「ジェットコースター人生」と呼ばれた時期がありました。いいこととちょっとありえないような悲惨な悪いことが極端に起きました。それほどでなくても、勤め人生活ではストレスになるような出来事や問題がしょっちゅう生じ、眠れぬ夜を何度も経験しました。苦労や悪いことの割に、さほどいい事が無かったような気もしますが、何もないのが実は一番いい事なのかもしれませんな。

 60歳を過ぎて、半隠遁生活に突入すると、この良い悪いの振り幅がだんだん少なくなったように思えます。変化に乏しいというべきでしょうか。日常的なこと以外何も起きず、新しいこと・無理なことに挑戦しなくなります。目に見えないけれで確実に老化し弱っていくにしたがって、食べること遊ぶこと出かけることへの欲求が減少します。それが自然の摂理でもあります。

 だからといって、生きている以上はいろいろなことがあります。嫌なこと悪いこともありますが、くよくよ考えないことが肝要、その時にそれなりに対応したらもう忘れること、これが一番であります。お金を失った時、いつまでも「あぁあのお金があったら」などと考えるのは愚の骨頂ですね。

ともあれ、わが軍(巨人)は怒涛の4連勝でした。ワタシの戦前の予想にも、これは無かったなぁ。もう、今年のセはわが軍の優勝で決まり(笑)。

 開幕戦に阪神の好投手西の途中降板が、ターニングポイントでした。打てそうになかったのに、阪神が鉄壁の継投陣を繰り出したのですが、これがあくまで去年の実績にすぎません。シーズンが始まっての初登板で数名のリリーフ投手が、揃ってキチンと実力を発揮できるはずも無し。おかげで終盤付き放して初戦をモノにすると、流れは一気に巨人に来ました。
 もう一つの要素は新外国人の明暗でしょう。阪神のボーアは警戒され左投手に厳しい攻めをされたので、すっかり乗り遅れてしまいました。まだ、ヒットを一本も打っていないのに、「バースの再来」などと過剰に期待をかけたのが裏目でしたな。一方巨人の助っ人「パーラ」は、練習試合の不調が嘘のように打ちまくりました。これも、阪神との初戦で、ビデオ判定で覆ったきわどい内野安打が決め手でした。メジャーで活躍した小兵選手が、全力疾走で足で稼いだヒットです。これで、日本の野球に難なく入り込んだ印象すらあります。
 
 次に、昨夜の広島戦。これも、ここ数年巨人キラーで超難敵のピッチャー「ジョンソン」が切れのある変化球を中心に抜群のコントロールで打てる気がしませんでした。ところが、ヒットのパーラを自分のバント失敗で送れずけん制死したら、14球ねばってヒットでチャンスを作った炭谷です。骨折の小林に代わってスタメン、ルーキー戸郷の好投を引き出しただけでなく、ジョンソンを心身ともに消耗させたのです。この後の、若武者北村の2塁打は、炭谷が打たせたのです。イライラした投手が制球を乱し、押し出しまでで2点失い、決勝点となりました。

 ということで、ささやかながら非常にハッピーな気分の今朝です。
 
 とはいえ、いいことばかりではありません。昨日は、屋上の小玉スイカの一つをカラスにやられました。初めて挑戦する屋上プランターでのスイカ栽培です。まだ、半分くらいにしか大きくなっていないので食べても美味しくない白い身なのに、穴をあけてほじったのです。とりあえず、残った二つは板切れやレンガで囲んで防御しました。屋上は目立つのでカラスの格好の標的なのです。メダカプールで水浴びしたり、睡蓮の鉢に食べ物を浸けて洗ったらしく、葉っぱをちぎられました。以前はイチゴも食べられ、やりたい放題なのです。

 真っ先に思いつくのが「毒餌」による殲滅です。しかし、殺生はいけません。そもそも動物愛護法と鳥獣保護法違反ですし、農薬を食べ物に混ぜたら農薬取締法違反にもなります。テグスなど細い糸を四方に張り巡らすのも有効と聞きますが、手間がかかる割に実効性に疑いがあります。
 今のところ「案山子」作戦しかないか。これは、人間に模した人形を置くのと、カラスの死骸に模した黒いぬいぐるみようのものをぶら下げるのです。賢いカラスは仲間が殺されて吊り下げられていると認識したら、警戒して寄り付かなくなります。こうなればしめたものなのです。

 さらに、観葉植物三鉢を枯らしました。鉢物は少なくとも3,4百個あり、ほとんどが重複しない別種(つまりほとんど全部育て方が異なる)で、しかも非耐寒性の植物も多いのです。水遣りの間違いなど管理不行き届きで枯らすのはある意味織り込み済みなのです。カラテア・アスプレニウム(シダ類)、ボロニャピナータ、いずれも癖のある育てにくい植物ではあります。例によってアジアンタムも虫の息。

そういえば、このところ観葉植物は何にも花が咲かないとブツブツ独り言を言っていたのですが、ふっと見ると花がつきました。ネオゲレリアの一種と思われます(笑)


そして、いつの間にか、合歓の木もぱぁーッと咲き始めました。

気にしない気にしない。勝っても負けても、枯れても咲いても。
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