植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

雨が空から降ればーー

2019年07月12日 | 植物

雨の日はしょうがないです。ブログを更新したり、書道のお稽古をしたり、ツムツムやったりと、体を使わず眼精疲労と肩こりばかりが増進いたします。

記録的な日照不足が続いているようです。ワタシの日記の「お天気欄」は雨か曇りばかりが並んでおます。キュウリも形が悪くなってきました。生産農家さんは大変だろうなー

バラは、雨にもめげず次々に花を咲かせてくれております。
一季咲の「ピエール ドゥロンサール」も返り咲いています。花の大きさが小さいのは仕方ありません。

今の課題は、つるバラ「エブリン」の処遇です。このバラは香水用に開発された芳香種でありますが。もう植えてから5年経つのに、生育や開花が芳しくないのです。

バラに限りませんが、植物全般で生育不良の原因は沢山あります。日照不足、水分の過不足・気温・肥料等々。これらに加えて、長期的な生育に関わる要素が、幼苗期の育て方と根の状況にあると考えています。

植物にとって、誕生したその時の環境が非常に大事です。勿論か弱い若葉の時は、水切れしないよう気を配り、直射日光も避け、適温に保つことは大事です。
しかし、赤ちゃんから幼児・児童に移行するとそうとばかりと限りません。特に鉢に植えると多めの水遣り・多肥の傾向が強くなりますし、水切れのダメージも大きいです。3本を1年間、室内で育てたバラは、どれも地植えしたあとの生長が良くないです。4年以上経過した今も弱弱しく、花の大きく咲きません。途中で蕾のまましぼんでしまうことも。

想像するに、水と肥料が潤沢にある環境に慣れて根が楽をしたのです。厳しい寒さにさらされないで大きくなったので、屋外の環境に順応できなくなっているのです。根が張っていないと、肥料をやっても水をあげても吸い上げないので、いつまでも虚弱なままになります。

もう一つの根の問題は、害虫、そうコガネムシやヨトウムシであります。ガーデニングの初期にこれを見過ごし、放置していたがために株が生長しなかったと思われる植物をたくさん見殺しにしました。デコポン・レモン・ブドウ(ピオーネ)などの果樹とバラ・ボロニヤ・オリーブなど挙げればきりがありません。植物にもよりますが、大きく傷ついた根はあまり回復しません。

人間も同じ
しっかり根を伸ばすようにのびのびと、素直に育てる
甘やかすこと無く、小さいときから厳しさも教える。

今でこそ、防除対策はしておりますが、かつて傷んでいまだに大きくなれない植物をいつまでも保護するわけにもまいりません。だいぶ処分いたしましたよ

そして「エブリン」、バラの中でもいい香りの品種の上位に必ず顔をだすのですが、いかんせんウチの株は、病気に弱く、花もちが悪い、そしておそらく根を齧られたのでしょうか大きくシュートも出ません。そろそろ見切りをつけることも大事かな、と思っております。

すでに、次に植えるつるバラ探しを始めている、節操なしの植物男子であります
コメント
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