先ほどいきつけのお花屋さんに顔を出したら、お店のかな子ちゃんが、「はい、おそくなっちゃったけど、どうぞ。」と言って、なにやら包みに入ったものをいただきました。チョコだと血糖値が高くなるでしょ、と笑顔、こげ茶のハンドタオルでした。二日前がバレンタインデーだったんですな。若い頃は、義理チョコなんていって、沢山もらった時期もありました。見え張ってお返ししていたから高いものにつきました。バレンタインもクリスマスも、自分の誕生日さえもただの日になって20年以上経ちます。
かな子ちゃんのお店で先日買ったのが「へーべ ジョアンマック」。名前の由来は分かりません、人名かな。銅葉が鮮やかで、ピンクがかった穂状の花蕾がついています。アッこれはどこかで見たと思ったら、ベロニカグレースに似てます。ゴマノハグサ科、耐寒性はあるが、夏の暑さや蒸れに弱い種類で、おそらくその矮性種でしょう。まだ園芸を始めて間もないころ、ベロニカグレースを見かけて、何やらポルノ女優みたいな名前だの、と思いつつ買ってきたのですが、花壇の端っこに植えていたらいつの間にやら枯らしてしまいました。苗はなかなかの値段なので、数年後リベンジのつもりで鉢栽培し、またもや枯らしました。暑さを凌ぐのがポイントらしいですが、寒さにも弱いと思います。冬は地上部が枯れても根が生きてれば、翌春芽を出すそうです。夏場に枯らしたので確認できません。ともかく、今度はしっかり夏越しさせる覚悟です。思うに、園芸にある程度習熟してくると、冬の寒さ対策は何とかなるのですが、暑さ対策は案外難しいですね。クーラー付きの部屋に置いたとしても、夜間は冷房付け放しともいきませんから。以前素晴らしい香りを放つ花を咲かす蘭を栽培しましたが、やはり夏にダメになりました。なんでも高地や冷涼地に居住している人に夏場は預けるなんてこともあるようですよ。