みなさん、こんばんは。あっという間に2月に入りましたね。
ちょうど、1ヵ月後の今日(5日)は、卒業式だなぁと思いながら過ごした1日でした。
みなさんは、どのような1日を過ごしました?
さて、みなさんは、何かの土壇場で自分を信じ抜ける人ですか?
誰か、ではなく、自分を、です。信じ続けられるでしょうか?
昨日の出来事ですが、ぽっと学園に登校し、第一志望に合格したと報告に来てくれた生徒がいました。
彼女が高1で転校してきたとき、入学面談をした私は、今でも最初の頃の自信のなさそうな表情を
覚えています。ご縁あって3年生で私は担任となって、これまで以上によく話すようになったのですが、
いざ大学受験!となったとき、彼女の変化が見られるようになったのです。
GW、勉強なんか辞めちゃって遊びほうけることもできた。でも、しなかった。
夏休み、大学の偏差値を多少さげて、合格率の高い大学にシフトすることもできた。でも、しなかった。
秋、一般受験をやめて、早々と結果が出る推薦入試にチャレンジする事もできた。でも、しなかった。
年末、周囲の生徒が進路決定していく中で、自暴自棄になる可能性だってあった。でも、我慢した。
受験勉強は、それに立ち向かうのはいつだって自分1人で、ちょっとしたことで気持ちのバランスも
崩れそうになるほど地道で、孤独な闘いです。必死になってやった人にしか語れないものがあるでしょう。
いろんな紆余曲折を経て、昨日ようやくつかんだ『第一志望合格』。
この1年間、お世話になっている塾の先生や親御さんが合格率の高い大学を勧める気持ちも承知しながら、
『でも、自分の行きたい大学に行きたいから、頑張らせて。』と言い頑張りぬいた彼女の強さを感じました。
合格以上に、自分を信じぬくこと、すなわち『自信』を培った受験生生活だったのでしょう。
ちょうど昨日は立春でした。以前より少しずつ暗くなる時間が遅くなってきていますね。
朝の寒さも少し和らいできました。梅の花が咲いているのも見かけました。
でも、それ以上に晴れやかな<春の訪れ>を感じさせてくれた彼女には本当に感謝しています。
それだけでなく、私自身も、芯のある人間として生きていけたらと改めて学ばされた出来事でした。
卒業生担任として、まだ進路が未決定な生徒も、ちゃんと見切る『信念』を貫こうと思います。
でもひとまず、心から、祝福したいと思います。
合格、おめでとう。
(卒業アルバムの撮影までには目の下のクマを薄くしたい…)マリオより。