いよいよ明日、前期テスト！！！

　高等部は明日から前期テストが行われます。

　９月１日の始業式から今日まで試験対策期間ということで、必死になって授業を受けていた高等部の生徒たち。

「試験で、赤点を取ったらどうしよう」

「赤点をとったら、クラスの皆の前で恥をかくじゃんか」

「赤点ってことは、追試でしょ。追試も合格しなかったらどうなるの？」

「留年ってことになったらどうしよう？？？」

　試験とは普段しっかりと授業に取り組めているか、そして、その内容を把握しているかが問われます。それは、楽しいものではけしてなく、むしろ、辛い、苦しいものとして彼らには映っているのかもしれません。特に、初めて松実で試験を受ける高校１年生から上記のような言葉をテスト前になってよく聞きます。

　ただ、それとは逆に試験対策期間中に嬉しい言葉も聞けました。

「先生、俺さ、中学時代からテストって大嫌いだったんだよね。テスト範囲は広いし、どうやって勉強していいのかわからなかったんだよね。もちろん、そんなのだから、良い点数なんてとれるはずがないよ。でもさ、松実のテストってリポートからほとんど出題されるでしょ？授業でも、午後の時間も対策してくれるじゃんか。普通の学校とは違うとは思っていたけど、やっぱり松実は違ったんだね。授業内でやった模擬試験、俺、初めてだよ、テストで６０点も取ったの。だから、前期テストやる気になったんだ。」

　松実に来てやる気になった、テストが楽しくなった・・


　そんな言葉を生徒から聞けた時、そんな瞬間に出会えたとき、

　教員をやっていてよかった、松実の先生でよかった。

　そう思えます。


　その生徒には言いそびれてしまいましたが、

　
　伝えたかった言葉があります。


　「明日、君が時間通りに教室で受験してほしい・・。」

　「３日間、努力した成果を存分にテストにぶつけてほしい・・。」

　「その時間、あなたがその場所に居てほしい。」
　

　明日からのテスト、しっかりと頑張れ！！！


　Ｓ