昨日発表。各高等学校から、男女それぞれ1名に限って、推薦を認める。センター試験は概ね8割以上をとる生徒を対象とするという。一昨年、慶應義塾大学が全ての学部学科でセンター試験利用入試を止めたのとは、対照的な東大の動向です。推薦狙いの生徒は、入学しやすい学校に入り、学芸その他で秀でた部分を磨き、東大推薦入試に備える人も出てこよう。AO入試とせず、各校1,2名に限定したところが今回の特徴といえる。1学年3000名を超える入学者の中の100名といえば約3%の学生。学力のレベルダウンも3%以内ならた大したことは無いであろうという読みが働いている。応募がどれほど集まるか、注目されます。全国の500校から1500校位が予想されます。所謂、受験有名校の大半が事実上の枠を持つことになりそうです。言うならば、裏指定校のような形が出来上がる可能性が大でしょう。つまり、単年度で東大に2桁入学者がいる学校を優遇するでしょう。そういった受験エリート校以外の学区の参加を期待しているのでしょう。
今後どのような紆余曲折を経て、どういった結論になるのか、大いに楽しみです。