その周期は4年または5年と大学により、また教科により異なるが入試問題を年代別に眺めると、4,5年の周期で同じような問題が出題される傾向があります。それは当然のことで、出題委員は4,5年に1回、巡ってきます。出題委員の個性が問題に当然反映されます。出題項目、出題内容、出題傾向と4,5年ごとに類題が繰り返し出題される傾向が強いのはこのあたりに影響されたものといえます。この傾向は、総合大学に特に顕著です。
逆に、医学単科大学等では、出題の先生が毎年重複する傾向が強いので、強い個性が一般に出やすい出題傾向にあります。
従って、過去問を調べるとき、4、5年前、8,9年前の問題を重点的に調べ、その類題を探して演習を重ねることが効果的です。
数学、英語、国語、物理、化学、生物、日本史、世界史、どの教科についてもいえることなので、是非実践してください。
当然、その他の年度も、しっかり解いて、傾向を調べてください。また類題を探して、演習を深めておくことも大切です。