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小島教育研究所

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教育再生実行会議、第4次提言を詳細に見る。その1「到達度テスト(仮称)」について。

2013-11-06 | 高等教育機関

 「達成度テスト(仮称)」に関する提言内容については、

以下の通りである。

 

名称:(仮称)達成度テスト 基礎レベル 発展レベル

目的: 高等学校教育の質の確保・向上、大学の人材育成機能の強化、能力・

    意欲・適性を多面的・総合的に評価する大学入学者選抜への転換を図

       る改革を行う。その一環として、高等学校段階における学習の達成度

       を把握し、高等学校の指導改善や大学入学者選抜に活用する新たなテ

       ストとして導入

機能:大学入学者選抜での活用

   (基礎レベル)

    高等学校の基礎的・共通的な学習の達成度を客観的に把握し、学校に

    おける指導改善に活かす

    推薦・AO入試における基礎学力の判定に際しての活用を促進

   (発展レベル)

    大学が求める学力水準の達成度の判定に積極的に活用

    各大学で基礎資格としての利用を促進

    利用する教科・科目や重点の置き方を柔軟にするなど弾力的な活用を

    促す

受験回数:(基礎レベル)

      高等学校在学中に複数回受験できる仕組みとすることを検討

      (発展レベル)

      試験として課す教科・科目を勘案し、複数回挑戦を可能にするこ

      とを検討

試験内容等:(基礎レベル)

       基礎的・共通的な教科・科目 知識・技能の活用力、思考力・

       判断力・表現力も含めた幅広い学力を把握し、指導改善につなげ

       る高等学校の単位及び卒業の認定や大学入学資格のための条件と

       はしないが、できるだけ多くの生徒が受験

      (発展レベル)

       大学教育に必要な能力の判定という観点から教科科目や出題内容

       を検討

       知識偏重の1点刻みの選抜にならないよう、試験結果はレベルに

       応じて段階別に表示

試験運営:大学入試センター等が有するノウハウ、利点を活かしつつ、相互に

     連携して一体的に行う

※具体的な実施方法や実施体制、実施時期、名称、制度面・財政面の整備等に

ついて、高等学校での教育活動に配慮しつつ、関係者の意見も踏まえ、中央教育審

議会等において専門的・実務的に検討。

以上

提言の骨子などについては、次回で取り扱う予定です。

 


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