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2012年 ヨーロッパへの旅 26 トゥール

2012-12-09 23:53:20 | 2012年 ヨーロッパへの旅

9月15日 続き



駅から600m、ロワール川のすぐ側にトゥール城はあった。





しかし、特に見るべきものもなく、
近代美術のスポット的展示はするものの、
それ以外の入場は受け入れていないとのことだった。

次に訪れたサン・ガシアン大聖堂は古い大聖堂が消失した後、
1170~1547年に再建されたもので、
西塔の最も下の部分は12世紀の物。
これを除いて15世紀のフフランボワイヤン・ゴシック様式となったと、
物の本に書いてあったが、フフランボワイアンって?何だ?
いろいろ調べたが、結局分らなかった。



この大聖堂、特に広い前庭があるわけでもなく、
道端に突然現れた感じだったので、
写真の枠に入りきれないほどの大迫力だった。



サン・マルタンが起こした数々の奇跡を描いたステンドグラスがあるが、
フランス語が全く分らないので、物語や意味は分らなかった。
ついでに、サン・マルタンという人のことも調べてみたが、分らなかった。








古い街並み、美しい建物、美術館、
もう少し、ゆっくり滞在したい町だった。


学生達と夕食の待ち合わせ時間7時が迫っていた。
ホテルで薦められた中華料理店へ行くと、
中にはたくさんの中国人が楽しそうに食事をしていた。
きっとおいしい店に違いない。


学生達が先に入って行くと、けんもほろろな態度で取りつくしまがない。

私は他の店に行きたいと思ったが、
彼等が忍耐強く調理場付近まで行き待っていたら、
やがて、細面のメガネをかけた店主?あるいは店員?が出てきて、
入り口の傍のテーブルを二つ付けようとしたが、
それでは入り口を塞いでしまう。

彼はしばらく考えて「数分待って下さい。」と英語で言った。
数分と言われても・・・・こちらも迷っていると、
近くで食べていた二人連れの男性、恐らく中国人とフランス人?が、
「5分待ったら、我々が終わる。」と声を掛けてくれた。

そして、自分達のテーブルの位置を変えてくれたので、
テーブルをずらして我々の席を作ることが出来た。

何だか居心地が悪かったが、それから15分もしない内に全員出て行った。
観光のグループ客のようだったが、
その人達も先程の二人連れに礼を言っているように見えた。

その後、先程の店の人は徐々に笑顔になり、
「何十年も前に英語を習ったが、ここに来て以来、中国語とフランス語しか
使っていないし、英語を使うことは全くなかったから
ほとんど忘れていてしゃべれない・・・・。」と話していた。


我々が帰る頃には満面の笑顔で、英語もかなり思い出したらしく、
口数も多くなって、何度も何度も我々と握手を繰り返した。

今、中国では尖閣諸島を巡って日本企業を襲ったり、
日本人に怪我を負わせたりという物騒な事件が起こっていると
テレビで放映されていたので、我々もかなり身構えていたが、
別れ際の心地良さに、個々には良い人達なのだと、あらためて感じた。

一日も早く決着が付くといいのだが。

残念ながら、良い写真がなかった。
店の名前が分るだけで我慢していただこう。






コメント (2)
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