風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

弘前市散策②、禅林街他

2015年06月19日 | 国内旅行
 弘前昇天教会
6月12日、今日は、弘前市のかなりユニークな寺町・「禅林街」を歩きました。



朝食は、ヨーグルトと果物がないことを除けば申し分ありません。
午後から雨という天気予報でしたので早くホテルを出ました。電動アシスト自転車を借りて8:45分出発しました。
弘前を作った津軽藩の初代藩主・津軽為信は、南部藩の家臣でしたがこの地で独立したそうです。
城の鬼門に、寺町を作り、防御に当てたといわれています。
昨日訪れたのは、その寺町は各宗派が集まっていましたが、今日訪れた「禅林街」は、なんと曹洞宗だけの寺町です。
その数なんと33と言うことです。
道がわからずうろうろして松尾神社行き当たりました。     土淵川吉野町緑地・酒造会社の旧倉庫街
 
まちなか情報センター                        弘南鉄道大鰐線中央弘前駅、駅の目の前に弘前昇天教会があります。
  
天満宮                                 天満宮のしだれ桜 
 

戦国時代の城下町は、小さな要塞都市でした。川や山などの自然を利用して防壁とし、
同時に風水などから神社や仏閣などを配し、防衛線を築いたと言われています。
弘前市では、弘前八幡宮が鬼門を守り、その近くに新寺町に移った最勝院などがあり、
裏鬼門とも言われる西南、長勝寺禅林街一帯は有事の際に水を放流する南溜め池の役目もあったと言われています。
禅林街は曹洞宗一つの宗派のお寺だけで33もあり、これは本当に希有なことだと言われています。
赤門(禅林街入口の路地への門)                  子育て地蔵
    
藤先寺
 
 
  
私は、最初のお寺でびっくりしました。本堂が開放されているのです。
しかし、昨今、盗みや落書きが起きています。庫裡に一言「参拝します。」と声をかけるのが礼儀というものです。
私は、他の所では、本堂の扉が開けられているお寺以外はほとんど本堂に入ることはしないのですが、
この禅林街では、すべてのお寺に声をかけて本堂に入り、参拝させていただきました。
一般者には開放していませんと断られたのはたった一つのお寺だけでした。
月峰院
  
天津院
   
常源寺
 
恵林寺
 
盛雲院
   
正傳寺
 
  
川龍院  
 
  
正光寺
  
  
安盛寺
  
宗徳寺
  
 
恵林寺の次の永泉寺の写真がわかりません。
本堂を撮り忘れてしまったか、他の寺と入り違えたかわかりません。

黒門[長勝寺の総門]と長勝寺構                 栄螺堂
 
泉光院
 
 
  
京徳寺
 
   
海蔵寺
 
 
  
鳳松院
 
  
寶積院
 
 
照源寺(このお寺だけ本堂に入れませんでした。)
 
清安寺
 
 
寿昌院 おそらく本堂の写真は撮り忘れましたが、さりげなく置かれた小さな仏像が素敵です。
 
勝岳院
 
 
長徳寺
 
  
嶺松院
 
 
 
蘭庭院
 
 
ちょうどお昼時になったので、長勝寺境内でお弁当を食べました。
長 勝 寺[境内は無料ですが、本堂・庫裡などの参拝は300円、修行僧のガイド付きです。]
三門
  
                         銅鐘
              
庫裡                                   本堂(写真を撮り忘れたので、リーフレットから)
 
蒼龍窟堂(元岩木山の本尊共も割れる仏像が移転されています。)
 
 
千体仏                                 藩主霊廟
 
長勝寺の外に巨大な忠魂塔が立っています。
  
高徳院
 
  
寶泉院                                 
 
                                     福寿院(本堂は撮り忘れました。)
  
陽光院  
 
 
     
隣松院
 
 
 
  
万蔵院
 
 
 
梅林寺
 
 
 
  
普門院・曹洞宗(このお寺は、他と少し離れた山の中にあります。)    本堂
 
本堂内内に円空仏があります。若い住職の奥様が電灯を灯し、写真を撮っても結構ですと言ってくれました。
  
とても大きい円空仏でした。写真を撮らせてくれるところはめずらしいです。 以下三枚は本堂内
 
                                     観音堂
 
大般若経塔
 
身代わり地蔵                              閻魔
 
 
普門院は、禅林街の他のお寺と少し離れた小高い山の中にあって、他のお寺とは違った雰囲気のお寺です。
本堂は、ちょっと入り辛いのですが思い切って声をかけて参拝することを私はお薦めします。
まだ時間があったので、市内から少し離れている革秀寺に向かいました。  
革秀寺・曹洞宗                           本堂内はものすごい音のする鶯張りの廊下でした。
 
この鶯張りの廊下を歩くだけでも楽しいのですが、戸が全て締められているので中は真っ暗で、手探りで歩きました。
  
初代藩主津軽為信霊屋
 
誓願寺・浄土宗 江戸時代の山門 
 
 
 
                         山門裏にある板碑(何と書いてあるかわからないほどすり減っています。)と聖観音石像
 
龍泉寺・浄土宗
  
地蔵堂
 
専求院・浄土宗
 
地蔵堂
 
藤田記念館入口(この日は、入らず後日入りました。)          弘前市立観光館
 
今日は、たくさんのお寺を巡ってとても疲れました。
庫裡に声をかけて、本堂内に入って参拝したので、神経も使い、疲れて写真を撮り忘れたお寺もいくつかありましたし、
書き留めたメモも入り組んでしまって、どの説明かわからなくなって、写真の絵解きが間違っているかも知れません。
禅林街の多くのお寺は、新しく再建されたお寺が多かったです。
新しいお寺では、ちょっとした工夫もされていて楽しさを演出しているようでした。
いずれにしても本堂内は「凜とした」空気が漂い、心が洗われます。
いくつかのお寺では、お寺の人と言葉を交わすこともできました。
   
禅林街は魅力的でした。本堂は開放されていました。それはおそらく伝統的にそうだったというほかありません。
本堂内に位牌堂が広く立派に作られています。各個人の位牌堂は概ね横50cm、高さ70cm、奥行き40cm位でしょうか。
扉が付いており、中に位牌や写真や思い出の小物などを置くことができます。
(あるお寺では、30万円とありました。)
檀徒は、自由に本堂内に入り、自分の位牌堂を開けて参拝できるように成っています。
個人の位牌を本堂内に安置している宗派、寺はありますが、ここ弘前では多くのお寺もそうでした。
特に、禅林街の曹洞宗のお寺はそうでした。
私のような信者でない一般の観光客に対して開かれているのでは無いと思います。
本来、寺本堂の扉は開かれ、本尊は大衆を見守り、大衆は本尊を信仰したのだと思いますが…。
昨今、物騒で世知辛い世の中になっているので、本堂を開放しないことを私は仕方ないことだと思っています。
従って、観光客が参拝する時は、庫裡に一声かけて、許可を受けてから参拝するのがよいと思います。
ここは雪国ですから、多くの寺ではまず雪除けのガラス戸の玄関があり次に扉があります。
その扉の多くが自動扉になっていて、入るとセンサーで入室の合図を送るようです。
  
また、ほとんどのお寺には「津軽○○番」の観音像がありましたが、写真が多くなるので省略しました。
      
長勝寺、普門院、革秀寺は、特にお薦めです。                【二日目終わり、続く】


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