風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

映画/ミレニアム3・ルンバ

2011年01月19日 | 映画

ミレニアムシリーズ完結編。
前遍で死んだと思ったリベットの父親はなんと生きていて、彼女と同じ病院に入院してした。
彼女の異母兄の消息も明らかにされなかったが、彼も生きていた。
さて、リベットの父親はかつてソ連のスパイで、その後西側に亡命した。
父親はDVで母親を虐待し、娘は12歳の時父親の焼殺を試みた。
大けがを負わせたが、彼は生き延びた。スウェーデンの公安の一部は、彼を防護するため娘を精神病院送りにした。
彼女はそこでも虐待を受けた。こうして彼女の復讐劇が始まった。[ここまでは前作で明らかにされている]
父親と異母兄はリベットの殺害しようとするが、かろうじて難を逃れようとした彼女は父親の頭に斧を振り下ろす。
過去の自分たちの犯罪が暴かれることを恐れる彼らは、彼女を父親の殺人未遂で捕まえ、再び精神病院へ送り込もうと画策する。
映画は、彼女が病院に入院している所から始まる。
これまでのアクション映画とはガラッと様変わり。
『ミレニアム』とは雑誌の名前でその有能な記者ミカエルとその妹の弁護士が、闇の部分を追い詰めていく。
前半のテンポがちょっと間延びしたのが、ちょっと残念だった。
彼女は裁判で無罪を勝ち取る。
さて、いよいよ異母兄への復讐かと思わせるのだが、とても淡泊だった。
彼女は異母兄が住んでいた所に行く。
そこで待ち受けていた彼に追い詰められた彼女は、建築現場などで使う鋲打ち機で彼の足を靴ごと床に打ち付け、身動き出来なくさせ、……。
私は、前作よりこちらの方が面白かった。
リベットがレイプされるシーンは音声とイメージ映像、暴力シーン・セックスシーンはなく、「映倫」の規制はなし。
そう、映画ではそのような映像は必ずしも必要ないかもしれない。
だが、規制はもっとおかしい。

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前回作より、刺激が少なかった。
フィオナとドム夫婦はダンス・ルンバが大好きな教師。
ダンスコンテストで優勝して帰る途中、道に立つ自殺願望の男性を避けようとして事故を起こす。
ドムは記憶喪失、フィオナは左足切断で義足となる。
ドムが失踪して1年後、彼らは偶然再会し、結ばれると言うだけの筋。
今回の身体障害そして記憶障害は安易過ぎる設定で、私としては評価できない。
そう、これは禁じ手だ。
今回は、陰毛やペニスの露出が無く「映倫」の規制なし。
そう、映画ではそのような映像は必ずしも必要ないかもしれない。
だが、規制はもっとおかしい。

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