風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

青森市散策/三内丸山遺跡と青森市内

2015年06月24日 | 国内旅行

6月14日、今日は弘前市から約30km程離れた青森市に出かけました。
初めは、最終日に予定していたのですが、回り切れないだろうことと帰りの新幹線の切符の手配の便利を考えて、
この日に変更しました。これは正解でした。

8:06弘前駅発、8:51青森駅着(670円)、8:58三内丸山遺跡行きバス(310円)。なんと30人以上の長蛇の列でしたが、
何とか座れました。約25分で着きました。チケット売り場を探しましたが、三内丸山遺跡はなんと無料です。
この地に古代の遺跡があることはわかっていたそうですが、1992年に新しい県営野球場を建設する事前調査を行うと、
この遺跡が大規模な集落跡なことが分かり、野球場建設を中止し、遺跡の保存を決定したです。
三内丸山遺跡は、今から約5500年前~4000年前の縄文時代の集落跡だそうです。
行きたいと思っていてこれまで行けませんでした。
井上ひさしの『吉里吉里人』とは全く関係無いのですが、これまでの日本の古代、特に邪馬台国や大和とは無縁の
響きを持つ、かなり厳しい自然環境の中に育ったこの遺跡が好きでした。
この遺跡は県と国の特別遺跡に指定されていて、その管轄は国や地方自治体だそうです。
だからといって入場料を無料にする必要はないと私は思います。
近くに運転免許センターや県立美術館があり、バスの便は1時間に1本程度あります。
新青森駅からはシャトルバスも運行しています。
三内丸山遺跡

入口
  
                                     時遊トンネルを抜けると… 雨が降って来ました。
 
南盛土                                  
 
竪穴式住居跡
 
大型縦穴住居跡
 
大人の墓跡
 
堀立柱建築物跡                            北の谷(湿地帯)
 
土杭墓                                 大型堀立柱建物
   
堀立柱建築物跡 
  
子供の墓(埋設土器)                          大型堀立柱建物跡
 
大型堀立柱建物跡の柱跡
 
大型堀立柱建物
 
順路表示が少し親切ではありません。こちらに行くと○○と案内されていると良いと思うのですが。
縄文時遊館に戻りました。                     さんまるミュージアム
 

体験工房やビジュアルコーナーなど小さい子も楽しめる様工夫されています。
また、リーフレットには、"40分~1日コース"など、時間と興味によるコースも紹介され、ガイド付き案内(無料)もあります。
予想していたより時間がかからず、10:45のバスに乗ることが出来、青森駅に戻りました。
青森駅                             ねぶたの家、ワ・ラッセ[時間があれば後ほど入る予定で散策に出ました。]
 
"ねぶたの家"前にヒストリーサークルがありました。
青森市が歩んできた37項目の歴史と主な出来事を一挙プレートにしています。
  
A-FACTORY(リンゴを加工する工房などのショップが入っているそうです。)  八甲田丸
 
青函連絡船戦災の碑                         八甲田丸+可動橋
 
青森ベイブリッジ                                                干潟を掃除する人
   
アウガ(市場や図書館などの複合施設)            病院の広告 三内丸山遺跡の土偶の街頭の小さいモニュメント
  
一念寺・浄土宗 [一時止んでいた雨が少し強くなって来ました。]
 
 
善知鳥神社
 
英語で書かれた神社の参拝の仕方
 
龍神泉                     西南戦役戦没者碑      菅江真澄歌碑(江戸時代後期、三河生まれの旅行家)
  
安定寺・浄土真宗本願寺派                    居酒屋の看板
  
常光寺・曹洞宗 奥は、仁王門                  本堂
 
地蔵堂
 
正覚寺・浄土宗
 
 
                                        蓮心寺・浄土真宗
    
  
蓮華寺・日蓮宗
 
                                   境内の稲荷神社
  
                    境内の雪除けの塀と雪かき用ブルトーザー(大きい建物にはありました。)
   
青森教会
 
光行寺・真宗本願寺派                     本堂内にピアノがあり、まるで教会のよう、こういう寺も良いですね。
 
  
本町カトリック教会                          青森県立郷土館(310円、写真は許可が必要です。)
 
良く出来た郷土館と思いました。願い出ると写真撮影出来ますが、その公開には各一々の許可が必要で、その手間を考えると
事実上は難しいでしょう。興味深い写真をたくさん撮ったのですが、そんな訳で公開は止めます。
借用した資料の撮影禁止は仕方ないですが、独自所有しているものは公開しても良いと私は思うのですが…。
ネット上で見ることは出来ますが、アクセスするまで結構面倒で、閲覧も手間がかかりました。
2時から若い学芸員の説明があり、参加しました。見所は、虎の牙、無文土器、隆線文土器、狩猟文土器、合掌土偶、
遮光器土偶、弥生時代の若い男性(推定25歳)の足跡(とても小さいです)等だそうです。簡潔で良かったです。
海岸に出ました。聖徳公園    海の記念日発祥の碑
 
青い海公園                              展望台(開放されていませんでした。)   
 
アスパム(青森県観光物産館、実に巨大です。雨なので展望台には昇りませんでした。)
 
白いテントは「ねぶた」作成作業場でした。
 
時間があったので「ねぶたの家、ワ・ラッセ」(600円)に入りました。釣り100円を忘れると職員が追いかけて届けてくれました。
 
  
 
 
 
 
 
子供たちの演技がありました。
  
これだけ写真を撮って言うのも変なのですが、法被には「市P連」とありました。
「あ~ぁ、教育活動の一環なんだ。」、港の巨大テント、市全体が"ねぶた"なんだ、もし興味が無いと、
「村八分的」に見られたり、変人扱いされるんだろうな、この究極が「非国民」なのかなぁ、などと思ったりしました。
 
15:31発の電車で弘前に戻りました。16:16弘前駅着、インターネットで予約していた新幹線の特急券を求めました。
弘前駅、青森駅ではスイカが使えません。駅員にクレームではないと断って、「どうして使えないのですか?」と聞くと、
ブスとした顔で「利用客が少ないからです。」でした。
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青森市中心地は弘前市と比べると狭いなと感じました。
弘前市内は、JR弘前駅前の新市街と弘前城のある旧市街は感じが違います。
その主な要因は、現在の青森県の中心地は江戸時代の津軽藩=弘前だったからです。
第二次世界大戦で、青森は大空襲を受けたそうです。青森市は、北海道への入口・交通の要衝であり、
ソ連に通じる道でしたからでしょうか。
他方、弘前市は空襲を受けなかったそうです。しかし、JR弘前駅の新市街は碁盤目状に広い道路が作られています。
それはまるで空襲を受けて焼け野原となった後、再開発されたと思っていたのですが、水田地帯だったそうです。
最近になって、そこを区画整理・大規模開発して文字通り"新市街地"になったそうです。
その開発は、今も続けられています。公園や公共スペース、巨大スーパーなどがあります。
私は、お寺の人や、伝統的建造物群保存地区の人などからお話を聞いてわかったと言う次第です。【6月14日終わり、続く】

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