風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

ドイツの旅18/ハンブルク3・ツェレとリュ-ネブルク

2016年06月27日 | ドイツの旅2016年
 ツェレの木組みの家
 リュ-ネブルクの給水塔
5月27日 ツェレとリュ-ネブルクの二つの小さな町を訪れました。
ツェレは、木組みの家がカラフルで「北ドイツの真珠」と言われている町です。
リューネブルクは、塩の産地として昔から栄え、リューベックに至る「塩の道」の出発点でした。
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ハウプトバーンホテルの朝食                 ツェレ駅
 
ハンブルク8:28発の急行で9:37ツェレに着きました。本数は多くないので早い時間の電車となりました。
小さな町です。歩いて15分ほどで市の中心地に着きました。
石畳の道は、石畳の間に細かいゴミやポイ捨てのたばこの吸い殻が入り込んでしまうので掃除が大変そうです。
  
ドイツも自転車王国、実に色々の種類があって、これは子ども車が付いています。
城のイメージとは異なるツェレの城 左の塔がバロック、右の塔がルネッサンス様式だそうです。    ボーマン博物館
 
市教会                               
 
                                                             教会前の像
  
市庁舎
  
世界初の24時間オープン美術館と言われるtェレ美術館(夜間は館内が照明されて窓の外から鑑賞するそうです。)
 
この町で一番美しいと言われる木組みの家・ホッペナーハウス(二つ並んだ右)
 
街角図書館(市民は自由に本を借りられるそうです。)
 
小さい町で見所は木組みの家以外は無いので小1時間で巡ってしまいました。
11:06発の電車でリューネブルクに向かいました。
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この時間は各駅電車しかなく、途中のUelzenと言う駅で乗り換え無ければなりませんでした。
その待ち時間を含めて1時間半もかかり、リューネブルクに着いたのは12:24でした。
Uelzen駅はきれいでした。ドイツでは新幹線を除いて、自転車を車内に持ち込めます。有料です。
 
通常は、車両の半分ほどが自転車・乳母車・車椅子スペースですが、この車両はその専用車です。エスカレーターも乗れます。
リューネブルク駅                  古いクレーン、運河・川を運行する船の荷物の乗せ下ろしに使ったようです。
 
船着き場と昔の船
 
聖ニコライ教会
 
 
地下の礼拝場                            ダビンチの最後の晩餐を真似したレリーフ
 
市庁舎                             市庁舎の塔にはマイセン焼きのグロッケンシュピール(組鐘)があります。
 
市庁舎前で結婚披露宴が、お二人の赤ちゃんも参席していました。
 
ハイネの家            途中でこんな標識が、後で説明しましょう。もちろん日本の鳴門です。
 
聖ミヒャエル教会                                パイプオルガンの仕組みの説明
  
 
地下礼拝場
 
 
塩の博物館 入り口右は大きなスーパーでした。          市立劇場
 
塩の博物館の場所が分からず、近くの大きなホテルで聞きました。受付の女性は外に来て教えてくれました。
アム・サンデ広場の聖ヨハニス教会と反対側の木組みのお店 聖ヨハニス教会の左右にファーサードがあります。
 

聖ヨハニス教会の中にはいると教会関係者の老人が声を掛けて来ました。お布施の催促かと小銭入れを探していると
「ドイツ語、英語」と聞くのです。私が日本人だと分かると女性職員(ボランティアの感じでした)が部屋の中から日本語の
説明書探してきてを手渡してくれました。
 
  
 
  
 
  
帰りに説明書を返すと感想を聞かれたので、「よくわかりました。素敵です。」 と答えました。
パイプオルガンもきれいで豪華でした。南に向かって少し塔が傾いているそうです。
また、塔の上からは毎朝10時にトランペットで時刻を知らせるそうです。
聖ヨハニス教会の全景
 
給 水 塔 56mあり、エレベーターで上れます。(4ユーロ)  展望台からの景色
 
展望台からの景色

聖ヨハニス教会            聖ミヒャエル教会
 
  
展望台にあったこのプレートは塔整備の寄付者の名前でしょうか。  階段で下りると、昔の給水設備が
 
塔の中程に『鳴門の寄付者』と日本コーナーが設けられていました。
給水塔は長い間、痛んだまま放置されたままだったそうです。整備されたとき鳴門の市民が寄付を寄せたそうで、
その名前が記され、日本コーナーが設けられたそうです。途中で見た『鳴門』の標識の意味がわかりました。
    
ビルの壁画                               確かに聖ヨハニス教会は傾いています。
 
駅前のリューネブルク博物館
 
15:12の急行で帰りました。約30分、8.70ユーロでした。
ドイツは、鉄道の整備が発達しているので旅行者にはとても都合がいいです。幹線・長距離は利用者も多いのですが、
ローカル線は利用者も少なく廃線を余儀なくされている路線もあるようです。車の勢いに負けているので様々な
割引サービスを試みているようです。私も「早割購入」の恩恵を大分受けました。
しかし、ヨーロッパの鉄道システムには私にはかなりシステム的欠陥があるように思います。致命的弱点は遅延です。
その第一は、ヨーロッパ独特の駅の構造です。ターミナル駅は、線路が通過するのでなく、熊手型になっているのです。
昔の上野駅がそうでした。

東京から名古屋経由で大阪に行くとすると、名古屋はスルーするのでなく、一度名古屋駅で終点し、来た方向とは逆に走り、
大きく迂回して大阪に向かうという感じです。
ホームを並列してたくさん作れるのですが、進入と出発の線路数が一致しないので運行がスムーズに行かず、
遅延はほぼ必至と言わざるを得ません。
次は、改札システムです。
日本では、ホームの出入りは必ず改札口を通らなければなりませんが、ヨーロッパの多くはホーム・電車内への乗り降りは、
ほとんど自由です。ホームで切符を打刻します。
日本の「スイカ」は便利この上ありません。実質的チケットレスですから。
急行や新幹線は車内検札がありますが、ローカル線は地下鉄・トラムを含めてほとんど検札がありません。
無賃乗車が可能で、有効にチケット料金を回収していない感じです。
次は、チケット購入の方法です。自動券売機で買うことが出来るのですが、その台数がきわめて少ない上に
機械によってはクレジットカードが使えなかったり、ひどい場合はコインのみと言うのもあります。
行き先を、キーボード式に入力しなければならない機械もあります。近距離・ローカル線は良いのですが、
長距離(高額)・急行などは窓口で買わなければなりません。
チケットの種類・形も何種類もあるようで、飛行機のような、eチケットやスマホにGコードにしているものなど色々あるようです。
急行も自由席車両と指定席車両とが分かれていないで混在していたり、指定席でも空いていれば座って良いとか複雑です。
車両の停車位置も日本のようにきちんとしていない上に、何号車はどこに停車するかなどの情報も分かりづらいです。
ドイツの鉄道網はとても整備されていますが、チケット購入の不便さ、遅延、到着ホームの変更、停車位置に分かりづらさ、
駅構内に職員がほとんど見当たらないこと、ローカル駅の多くが無人駅なこと、そして、駅構内にトイレのないこと、
等はとても不便でした。 【5月27日終わり】


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