マッシーパパの遠吠え

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15年ぶりの円高は中国の陰謀? それとも無策の政府が蒔いた種!?

2010-08-20 19:24:48 | Weblog

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『日本国債購入は中国の「陰謀」だった?! 円高演出し日本の競争力を削ぐ-中国紙』の「サーチナ」の記事が、ネット上で一寸した話題になっている。

要は国際金融報の記事に「中国の日本国債の上半期累計購入額が1兆7000億円に達したのは、円高演出で日本の競争力を削ぐ戦略だ」と言う。

その理由は、①日本国債の9割が日本国内で購入されているとはいえ、すでに破産国家の国債 ②米国債と比べ、日本国債の利益率は非常に低いし、流動性もなく売却も容易でない。

そんな国債をあえて買うのは、円高を演出し、中国のライバルである日本企業の競争力を削ぐことにもつながるからだというのだ(http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=44540)。

尤も、この論には中国ウォッチャーの宮崎正弘氏が彼のメルマガに「たとい、年内に倍の3兆5000億円を突破しても、たいしたことではない。 現時点でも中国のシェアは全体の0.001916%でしかない」と一笑。

いや、それどころか「反日、侮日をどなり、中華愛国を獅子吼してきた中国が、なぜ日本国債をかうのか。それは、日本の信用が世界的には強い証拠ではないのか」と反論しているのである(http://www.melma.com/backnumber_45206_4935348/)。

確かに、かって中国政府はどんどん増える外貨準備高とともに、ドル安で目減りする米国債のリスクを分散するため、IMFが発行するSDR(特別引き出し権)建ての債券を購入することを表明したことがある。

となれば、ドルも駄目、ユーロ債も不安となれば、短期的には日本の国債に投資するのは自然の流れ。

マッシーパパなど、むしろ、馬鹿の一つ覚えのように(外貨準備高を)ほとんど米国債でしか運用できない日本政府のポチ外交が情けない。

いや、それだけでない。もっと、ショックなのは、「サーチナ」に掲載された、『急速に進行する円高に日本政府は無策、経済に大打撃の可能性ー中国メディア』と、

『中国が牽引するアジア発展を傍観するだけ、無策が日本経済を衰退させた―米誌』の二つの記事。

前者は、「15年ぶりの急激な円高は長いデフレに苦しむ日本経済に重傷を負わせる可能性があると懸念している。輸出企業の利益減、国内雇用の海外移転、デフレの加速など多くの負の影響が考えられるが、具体的な対策がない。

もし日銀が金融緩和を拡大したとしても、米国の金融緩和政策維持にその効果は打ち消されてしまい、円高を止める唯一の為替介入もオバマ政権が輸出拡大政策を掲げている以上、実現の可能性は低い」と無策を哂う(http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=44576&type=)。

後者は、米タイム誌の記事だが、「アジア諸国のほとんどが飛躍的な発展を遂げつつあるなか、日本だけがすべてにおいて停滞状態にある」と指摘。

その原因は「小泉元首相というただ1人の例外を除いて、日本のリーダーたちは表面的で場当たり的な景気対策に終始することで満足し、日本を高度経済成長の軌道から完全に引き離した」と政治家の無策を揶揄する(http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=40719)。

ま~、確かに言いえて妙。

あのサブプライム問題、リーマンショックを引き金に世界同時不況に陥ったが、政府は欧米や中国に負けないほど、経済活性化のために膨大な国費を投入した。

でも、いまだに株価は低迷、個人消費は伸びず、企業業績は不振。増えるのは失業・倒産だけと、経済回復の実感はさらさらなく、挙句が米中に「無策」と哂われる始末。

無策な円高もさることながら、本当に問題なのは米中に哂われる政治家の資質に問題があるのかも・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

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