マッシーパパの遠吠え

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世論調査「首相にふさわしい人」の順位はこうして決まる!?

2010-08-02 21:58:52 | Weblog

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「日刊ゲンダイ」の記事に、時事通信社が16~19日に実施した「首相にふさわしい人」トップに躍り出た渡辺喜美氏をさして、「鼻高々の顔が目に浮かぶ」と手厳しい洗礼。

そして、「この手の調査の傾向がいよいよハッキリしてきた」と、(1)テレビ露出が多い議員(2)世間に媚びる政権批判がうまい口達者の例を並べ立てる(http://gendai.net/articles/view/syakai/125405)。

因みに、世論調査の順位は以下のとおりである。

①渡辺喜美(11.4) ②菅直人(10.8) ③枡添要一(8.7) ④前原誠司(7.9) ⑤岡田克也(6.6) ⑥小泉進二郎(5.2) ⑦石破茂(4.3) ⑧谷垣禎一(3.4) ⑨小沢一郎(2.7) ⑩枝野幸男(2.0) ⑪石原伸晃(1.6) ⑫仙石由人(1.0) ⑬亀井静香(0.7) ⑭与謝野馨(0.7) ⑮樽床伸二(0.2)

ま~、「ゲンダイ」の言うように、「この手の調査」はどちらかというと人気投票の色合いが強いので、「TVの露出度」や「口達者」は重要なファクターであるのは間違いないだろう。

但し、このファクターが揃っていても「首相にふさわしい」かと言えばそうでもなさそう。

たとえば、TV露出が多く、口達者といえば、原口一博や平沢勝栄、山本一太などが思い浮かぶが彼らは今のところ、ランキングの常連ではなさそう・・。

きっと、「ゲンダイ」は(1)よりも、(2)のなかんずく、「政権批判がうまい」に重点を置いたので整合しなくなったのかもしれない。

つまり、この記事の狙いが渡辺喜美、あるいはひところ、トップを独占していた枡添要一批判にあるからであろう。

では、「首相にふさわしい」、必要十分な条件に、一体何が足らなかったのであろうか?

その意味では、この手のランキングを時系列で見てみる必要がある。

10.6.7FNN調査:鳩山、小沢辞任後】: ①菅(20.6)②前原(10.2)③枡添(9.1)④小沢(2.1)⑤鳩山(0.9)

10.5.10読売調査:枡添離党、新党たち上げ後】: ①枡添(19←29)②前原(14←8)③渡辺(14←8)④岡田(7←9)⑤管(7←7)

10.1.15時事通信社:鳩山政権】: ①枡添(15.3)②鳩山(12)③管(9.5)④岡田(7.6)⑤前原(5.9)

09.5.4読売調査:麻生政権】: ①小泉(14.8)②枡添(9.0)③麻生(7.1)④小沢(6.5)⑤岡田(5.0)

08.4.20時事通信社:福田政権】: ①小泉(21.2)②麻生(16.0)③小沢(7.2)④福田(7.1)⑤谷垣(2.1)

ま~、比較は本来なら同一の調査がいいのだが、集められなかったので我慢いただくとしてもおよその傾向はつかめると思う。

すなわち、小泉後の安倍→福田→麻生の短命政権が続いた時代は圧倒的に小泉カムバックの期待が強かった。そして、それがかなわぬ場合でも、二番手は自民党の麻生であり枡添だが、「彼なら何かをやってもらえそう」と未知の能力に期待しているのである。

それがやがて、政権交代とともに、枡添以外の自民党議員は消えて行き、代わって、民主の議員が浮上してくる。

又、圧倒的人気を誇っていた枡添も離党後の新党立ち上げに失敗すると一気に下降。

そして、民主の期待はずれの失政を目の当たりにして、今度は第三局のみんなの党の渡辺代表に期待が代わっていく。

つまり、時の政権が世論とギャップがでてくると必ず、「改革」を論ずるものに大衆は期待を寄せるということが一つはっきりとしてきたのである。

その意味では「世間に媚びる」と言うより、政権の失政に対する批判票が内に代わるものがないとその時の一番元気のある党に人気が移っていくというようである。

次に世論はそれが誰でも良いというのではなく、一応、何らかの政治的実績を評価しているのである。

たとえば、それが「代表選を戦った経験がある(管、前原、岡田、樽床、麻生、福田、谷垣、石原、石破)」とか「主義主張が明確である(前原、石破、与謝野)」、あるいは「政権交代のエース(小沢、鳩山、管)」や「自民党の救世主(枡添、小泉親子)」などなど。

そして、何よりも大きいのは、この手の世論調査が毎月、どこかのマスメディアで行われるので、その結果を見た調査対象者にアナウンス効果(報道によりその対象に影響を与えること)が発生することである。

さらに言えば、確たる信念のない調査対象者にはバンドワゴン効果(個人の判断より集団の決定が正しいと思い込むこと)も働くのである。

だからこそ、ちょっとした結果で順位が移ろいやすいといえるのかも・・。

ともあれ、日本の首相が小泉首相のように長い人ばっかだとこんな世論調査そのものが無意味だといえるのは間違いないでしょう!・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

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