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「産経」によると、大学生の79%は「日本を競争社会」と考えながらも、「努力が報われる社会と思っている」人は43%にすぎないことがベネッセコーポレーションの調査で分かったという。尚、このほかにも、調査結果で分かったことは、
▽「仕事を通じて社会に貢献することは大切」と答えた学生は84%
▽「仕事より自分の趣味や自由時間を大切にすべきだ」と回答した人も75%
▽大学生活で身についたこととして「人と協力しながらものごとを進める」が67%を占め、「自ら先頭に立ってグループをまとめる」は37%
▽授業の出席率は87%で、1週間の平均通学日数は4.4日、一方、週に3時間以上「授業の予復習をする」と答えた学生は27%、「授業以外の自主的な勉強をする」は19%などなど(http://sankei.jp.msn.com/life/education/090821/edc0908211007002-n1.htm)・・。
いや~、思ったより今時の学生さんは「まじめ」なんですね。でも、そんな人たちの半数以上が「日本の社会」は「努力が報われない」とあきらめているというのだから深刻ですよね。
きっと、まじめに勉強しても、どんどん正規社員の採用は減っているし、折角、一流企業の採用試験に受かっても、今春のように数千人に及ぶ「内定取り消し」や「自宅待機(入社日の延期)」の目にあえば、あきらめる人も増えるよな。
そういえば、確か、この子達の高校時代にも(財)日本青少年研究所が発表した調査データに厳しい報告がありましたね。
▽06年3月の日本、米国、中国、韓国の4カ国の高校生の生活意識に関する調査には、「享楽的で、人並み意識が強く、意欲が少ない」。こんな日本の高校生像が報告されていましたよね。
そして、 他の3カ国と、日本の高校生の回答が大きく違ったのは、「現在、一番大事にしていることは」という設問で、ほかの国が「希望」に丸をつけたのに、日本の生徒は、「やりたいことがない」という結果だった(http://j.peopledaily.com.cn/2006/03/02/jp20060302_57885.html)。
▽又、07年4月の調査でも「偉くなりたいか」という問いに、米国22.3%、中国34.4%、韓国22.9%に対し、日本はただの8%と、いかにも破棄がない(http://www1.odn.ne.jp/youth-study/reserch/2007/gaiyo2.pdf)。
▽一方、08年4月の、日米中韓4か国の高校生の消費に関する調査では、「携帯電話を持っている」と答えた人は日本の高校生の96.5%がトップ、以下、韓国では86.1%、米国で79.6%、中国では63.4%だった。
そして、「ブランドや流行」についての意識調査でも、「「私はテレビ、雑誌、新聞の広告に影響されるほうだ」「「最新流行のファッションを一度はしてみたいほうだ」そして「「気にいるものであれば、値段が高くても買うほう」がなんとすべてトップである(http://www1.odn.ne.jp/youth-study/reserch/2008/gaiyo.pdf)。
いや~、実にはっきりしている。将来に望みが持てない分、せつな的享楽に関心が高いのである。しかも、この傾向は、低学年にも浸透しているようで、
▽09年2月に発表された「中学生・高校生の生活と意識ー日米中韓の比較ー」にも顕著にその傾向が見られるようだ。
即ち、「自己に対する認識」も「私は人並みの能力がある」「自分はダメな人間だと思う」「自分の意思をもって行
動できるほうだ」では、日本の中高生は、他の国に比較して、自分の能力に対する信頼や自信に欠けているという。
又、勉強時間も日本では1 日の平均は中学生で2 時間、高校生で1時間半ほど減少しているのだ(http://www1.odn.ne.jp/youth-study/reserch/2009/gaiyo.pdf)。
なんとも、情けない調査結果がでたものである。
俗に、子供は親の背中を見て育つと言われるが、その親自身が、自公政権の負の遺産で、努力しても実らぬと嘆く。おそらく、その背中を見た子の中に、仕事より私生活、勉強よりファッションと、段々、「夢」のない世界に逃避していくものが増えたのかもしれない。
やっぱ、国が発展するためにも、若い力が大事だが、その彼らに「努力すれば報われる社会」を用意してあげるのが大人の責務。
そのためには、議員の世襲制やキャリア制度からまず、ぶっ壊さないと、いくら、奇麗ごとを言っても始まらないとおもう。
そして、政権交代によってこの閉塞した社会をぶっ壊し、ぜひ、子供たちが夢をもてる社会を作ってほしいものである・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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