マッシーパパの遠吠え

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橋下知事VS東国原知事part5 「何サマ発言で男を下げた東国原知事、今度は自民にゴマすり戦術!?

2009-08-06 14:03:49 | Weblog

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「毎日」によると、全国知事会が8月7日に開く自民、民主、公明各党とのマニフェスト公開討論会を前に各県知事のフライング発言がかまびすしいという。

まず、松沢神奈川県知事は自民44点▽公明54点▽民主33点と採点。その理由を「民主党は(自分が提唱する)道州制について言及がなかった。各党とも政策の期限、内容がほとんど分からない。政策も具体的ではない」とする。

又、上田埼玉県知事は自民54点▽公明57点▽民主49点。「民主は政権を担う可能性が高くなっており、あまり調子のいいことを言えず、抑制気味。逆に自民は危機的状況と言われ、前向きに打ち込んでいる」と評したとか。

尚、いずれも全国知事会の評価基準を援用し、地方分権改革にかかわる部分のみを100点満点で採点したそうである(http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090805k0000m010135000c.html)。

一方、バスに乗り遅れまいとあの人も宮崎から態々、知事の定例会見で評価に触れたとか。そして、言いも言ったり、自民党は「知事会が求めている項目のすべて盛り込んでいる」ので「評価点数はだいたい7割程度だと思っている」だと。おまけに、3党評価では、公明>自民>民主の位置づけだとも・・。

処で、これらお三方が評価の対象にしたのは、地方分権に触れた下記マニフェストである。

自民党】:○国と地方の役割を明確にし、国が地方のやり方を縛っている現状の打破へ。○「地方のチカラ」を強めるため、国の出先機関の廃止、補助金・税配分の見直しなどの「新地方分権一括法案」を成立させる。○同時に、直轄事業負担金制度の抜本的な見直しや、国と地方の協議機関設置の法制化を進める。○「道州制基本法案」を早急に制定し、2017年までに「道州制」を導入する(http://news.mag2.com/politics/13442/detail)。

民主党】:霞が関を解体・再編し、地域主権を確立する具体策として、○新たに設立する「行政刷新会議(仮称)」で全ての事務事業を整理し、基礎的自治体が対応可能な事務事業の権限と財源を大幅に移譲する。○国から地方への「ひもつき補助金」を廃止し、基本的に地方が自由に使える「一括交付金」として交付する。義務教育・社会保障の必要額は確保する。○「一括交付金」化により、効率的に財源を活用できるようになるとともに補助金申請が不要になるため、補助金に関わる経費と人件費を削減する。

国の出先機関、直轄事業に対する地方の負担金は廃止する具体策として、○国の出先機関を原則廃止する。○道路・河川・ダム等の全ての国直轄事業における負担金制度を廃止し、地方の約1兆円の負担をなくす。それに伴う地方交付税の減額は行わない(http://www.dpj.or.jp/special/manifesto2009/pdf/manifesto_2009.pdf)。

(註:)尚、マニフェスト修正版に「国と地方の協議機関設置」の明確化を約束

公明党】:これまでの中央集権体制を根本から変え、中央政府の権限は国でなければできない機能のみに限定し、各地域が独自に決定できる仕組みに改める。

具体的には○3年を目途に「道州制基本法」を制定し、概ね10 年後からスタート。○地方分権一括法の制定で地方出先機関の廃止・縮小、二重行政の是正を強力に進め、国の事務・権限を大胆に地方に移譲する○地方の意見を国の施策に反映させるため、地方が権限を持つ国と地方との協議の場「分権会議」(仮称)の設置を行う(http://www.komei.or.jp/policy/policy/pdf/manifesto09.pdf)。

さて、これをざっと見て思うのだが、どの党も、「何を何時までにどのように改革するのか」ほとんど何も分からない。ただ、自民と公明は道州制の導入だけ期限を明確にしているのだが、これも、自民は「2017年までに導入する」と、4年が期限の選挙マニフェストのルールに違反する。

いや、もっと、おかしいのは、その「道州制」に賛成する国民世論はなんとたったの33%、残りの66%が、「都への一極集中が起こり、ミニ中央集権になる」、「州都とその周辺の声ばかりが重視され、合併で行政権を失った地域の声が軽視される」、「過度の地方分権は国家の分裂を招く恐れをはらんでいる」と反対するのである(http://news.livedoor.com/issue/list/359/)。

マッシーパパなど、「マニフェスト」は国民との契約の証と信ずるゆえに、一体、全国知事会はおのれの権限だけ確保できれば、県民のことはどうでもいいのかと、逆に理解に苦しむのだが・・。

ま~、それはともかく、地方自治革命にとって、千載一遇のチャンスだとカンカンになってこの問題に取り組んでいる橋下知事は、各党責任者に個別に面談。マニフェストの文章のあやふやは徹底的に掘り下げるなど、対応に自信があるのだろう。

5日の定例会見で、埼玉、神奈川など一部知事が評価していることについて、「全国知事会の採点が意味をなさなくなる」と批判。「字面に表れていない本気度などを評価していない」と一蹴したと聞く。

一部知事とは当然、東国原知事も入るわけだが、こんな処にも、両者の差になって現れる。

つまり、かたや、ただマスコミに目立てばいいと、益々、タレントに先祖がえりしている知事と、目標はもっと「どでかいこと」にあると、したたかに先をにらむ、ナニワの「はしこい」知事との差。それもどんどん差が開くばっか。

ま~、それにしても、「字面」だけで自民党を70点と評価したそのまんまの知事は自民に「ゴマをすった」つもりであろうが、すられた自民党は後出しジャンケンで高得点をいただけるなら「こんな楽はない」と今頃、驚いているのでは。

それに比し、政権交代を射程内に入れた民主党の超実力者の小沢代行に態々、大阪まで足を運ばせ、会談予定時間までオーバーさせて橋下知事。「小沢先生の迫力すごかった」と、殺し文句をシラッと言えるこの器量(http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20090805-527360.html)。そのまんまの知事など足元にも及ばないだろう。

橋下知事はやっぱ、敵にはできない男。むしろ、霞ヶ関をぶっ壊すのに協力の欠かせない知事かもしれない。上述の民主系の松沢や上田知事など身内が頼りにならない以上、民主党の橋下攻略はこれからも続くのでないだろうか?・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

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