マッシーパパの遠吠え

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靖国参拝問題に終止符? 政権交代で国立追悼施設が現実に!

2009-08-22 22:43:32 | Weblog

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「産経」によると、「民主党は13日、次期衆院選後に政権を獲得した場合、靖国神社に代わる新たな国立戦没者追悼施設の建設を目指す方針を固めた」という。

勿論、自民党を除く、公明、共産、社民のすべてが異論のないところで、「民主党政権が発足すれば、一気に実現が近づくことになる」とか(http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090813/elc0908132359017-n2.htm)。

処で、この問題は06年7月に日経新聞が、「昭和天皇がA級戦犯合祀に不快感を示していた」という仰天スクープ記事を書いた際にも天皇が安心して参拝出来る追悼施設の必要性が議論されている。

要するに、戦争で国のために命をささげた英霊を誰に遠慮なく参れる施設を設けるべきだというのだが、保守派はかたくなに「追悼施設を作っても靖国は靖国」と建設に反対してきた。

そこで、折衷派(?)の古賀誠遺族会会長などは「A級戦犯を祭っているのが問題、分祀すればいい」と言い出したが、今度は靖国神社側が神道の教義ををたてに反対する始末。

つまり、そんなこんなの不毛の論争も、これで終止符が打たれるかもというのだ・・。

さて、いい機会だからこの靖国問題をマッシーパパなりに少し掘り下げてみたい。

この問題は、大きく2点に絞れると思うが、それは、自民党のタカ派がなぜ、「靖国」の参拝に拘るのかと、なぜA級戦犯の合祀が問題になるのかであろう。

先ず、の問題だが、かって、靖国参拝にこだわった小泉元総理が、▽行く行かないは隣国から指図されるものでなく心の問題 ▽戦争犠牲者を参るのは我々(残されたもの)の当然の責務だ、と主張したことがある。

果たして、こんなケツをめくったいいようでは、説得力がないに等しいだろう。

いや寧ろ、参拝にこだわる彼らの目的は、日本遺族会の100万世帯の票と最近、右傾向化してきた世論に阿(おもね)ているのが透けて見え、却って痛々しい。

一方、タカ派と自他共に任ずる人たちは、「教科書を考える会」を中心とした「東京裁判史観」により、参拝を否定することがA級戦犯の非を認めることになるので、あえて、参拝にこだわるのである。その典型が、お祖父さんの岸元首相を戦犯にしたくないシンゾー君などである。

彼らは敗戦後、戦勝国が一方的にしかも、法律の原則にそむく「事後法」で裁いた「東京裁判」は無効であると、従って、A級戦犯など存在しないと主張する人たちなのだ。

だからといって、仮にこの裁判が無効としても、無条件降伏の張本人であるA級戦犯が無罪であるわけがない。いや、何百万の市民と兵士を殺し、日本の莫大な財産を失わせた責任は、もし日本の人民裁判にかけられたとしたら万死に値するのは間違いない。

この大事なことが戦後64年たった今も一度も総括されていないことこそ問題と言えるのだ。

の問題は「合祀」の経緯が極めて不明朗であることだ。この点は、まさに昭和天皇が「不快」を示し、今上天皇すら「善し」としない理由である。

それは、時の厚生省官僚(旧軍人)と松平宮司(同)が天皇の反対を押し切って図った暴挙であるからだ。

その為、天皇の参拝が途絶えたが、その代わりとして首相などの参拝を権威付けに使ってきたのだが、それこそ問題の始まりであった。

又、何よりもおかしいのは、(イ)靖国はその昔、東京招魂社といわれ、戊辰戦争、西南の役以来今次世界大戦迄の、天皇(戦後は国家)の為に戦死した人を祭るのが原則であるのに、松岡洋介(外相)、東郷茂徳(外相)の様に獄死したものまで祭っている。

(ロ)そして又、明らかに戦争の犠牲になったとみなされない(軍人でない)松岡、東郷、白鳥敏夫(駐伊大使)、広田弘毅(首相)なども合祀されていること。

しかも、広田氏に至っては唯一生存している身内(首相の長男)が合祀を許可しないのに勝手に祭られたと訴え、今も合祀に反対しているそうな。

つまり、合祀そのものが噴飯もので、よからぬもの達の「為にする」陰謀であったことが明らかなのである。

確かに、マッシーパパの好きな作家、渡辺昇一氏や井沢元彦氏の説く「東京裁判史観」は理の通っていることが多いと思う。が、だからといって、決して国際的には認められるものではないだろう。

何故なら、日本人の様に、「死んでしまえば誰でも仏様」と言って、どんな大罪でも許してしまうのでは諸外国を納得させられまい。又、中韓の言うように「いずれ、日本は軍国主義に走る」と思われても仕方ないのでは・・。

ともあれ、靖国問題が時の政府の怠慢でこれほどまで、こじらせてしまった以上、いまさら、近隣諸国にいくら理屈を振り回しても、いきがってもせんないこと。

それより、新たな追悼施設で過去のしがらみを断ち切り、犠牲になった人たちに、「戦争に導いた人たちの過ちを弾劾し、二度と戦争を起こしません」と誓うほうがよほど大事なことでないだろうか? まさに覆水盆に返らずの故事に従うべきかも・・。

結局、それが近隣諸国の信を得ることにもつながり、世界に平和をアピールする国の歩む道ではないかと思うのだが・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

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