まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

貧は世界の福の神

2019-06-29 | 随筆
「貧は世界の福の神」、そんなことわざがある、らしい。
らしいと言ったのは、私が無知な故、今日初めて知ったからだ。
調べてみると、「貧乏は、かえって人を発憤・努力させ、後の幸福をもたらすもととなる」という意味らしい。
ことわざというのは必ず真理が含まれているので世に伝わっていくものだ。
しかし、このことわざにはガチンときた。
いくら真理でも、これはごく一部の成金がつくった言葉ではないかとさえ思ってしまう。「俺は子供の頃貧乏だった。その貧乏をバネに負けるもんかと、ここまで金を儲けることができた」と、まるで成金の回顧録のようなことわざである。
今の時代は、頑張っても、頑張っても、格差ができて、どうにもならん時代である。
世界では年間数千万人の子供たちが飢えで死んでいる。
日本だって労働者の45%は非正規雇用で、年収200万円以下の人が多くなっている。
彼らは今だって必死で頑張っているのである。
「貧は世界の福の神」、ほど人を傷つけることわざはない。

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1 コメント

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Unknown (天野響一)
2019-08-04 08:34:09
暑中お見舞い申し上げます。
お元気でそうですね。
ブログURL以下に変更しました(すみません。谷口さんのメアドが分からず、この場をお借りしました)
よろしくお願いします。
htps://k-toukon.com
https://musashimankun.hatenablog.com

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