まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

波乱万丈の藤圭子が逝く!

2013-08-24 | 随筆
藤圭子さんがマンションの13階から身を投げて自殺した。
無念としかいいようがない。
ほぼ、ぼくと同世代の青春を負の響きを奏でてくれた彼女の冥福を祈るしかない。
彼女は浪曲師の両親に生まれ、眼の悪い母親と流しをやって生計を支え、作曲家石坂まさをの眼にとまった。
「新宿の女」「圭子の夢は夜ひらく」など大ヒットを飛ばし、白米さえもたべられなかった生活が一変した。
彼女の歌は、まさに怨歌と言われ、高度成長時代の裏にあった負の世情にフィットしたものだ。
しかし彼女は、その性格から美空ひばりに匹敵するぐらいの才能を枯らさせてしまった。
神経症と精神病の間に位置する「境界性人格障害」を患っていたのではないか、そんな気がする。
世に出してくれた石坂まさをと突然袂を別れたり、元ご主人の宇多田さんと6度も離婚再婚を繰り返したり、晩年作られた人と「藤圭子」を全面否定したり、ラスベガスで5億円もギャンブルにのめり込んだり、アルコール依存症であったり、晩年20年間も週3回吐き続けてきたり、言動や体調をみると、明らかに「境界性人格障害」の典型的な症状だった。
「境界性人格障害」はちょっと話しただけでは普通の人とかわらない。
だからだれも病院に行って診てもらうことを勧めなかったのだろう。
一世を風靡した藤圭子の歌声はもう聞こえない。

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3 コメント

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やっぱりなあー。 (まさおっち)
2013-08-26 14:08:30
今日の宇多田ヒカルのブログに「母は精神の病だった」とあった。母の死から初めてのコメントである。本人の意志で病院には行かなかったらしい。
マスコミは一切報じなかったが、私は一連の言動に「境界性人格障害」だと思っていた。
残念だし、無念。
改めてお悔やみ申し上げます。
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宇多田ヒカルのブログ全文 (まさおっち)
2013-08-26 14:30:19
8月22日の朝、私の母は自ら命を絶ちました。
 
 様々な憶測が飛び交っているようなので、少しここでお話をさせてください。
 
 彼女はとても長い間、精神の病に苦しめられていました。
 
その性質上、本人の意志で治療を受けることは非常に難しく、家族としてどうしたらいいのか、何が彼女のために一番良いのか、ずっと悩んでいました。
 
 幼い頃から、母の病気が進行していくのを見ていました。
 
症状の悪化とともに、家族も含め人間に対する不信感は増す一方で、現実と妄想の区別が曖昧になり、彼女は自身の感情や行動のコントロールを失っていきました。
 
私はただ翻弄されるばかりで、何も出来ませんでした。
 
 母が長年の苦しみから解放されたことを願う反面、彼女の最後の行為は、あまりに悲しく、後悔の念が募るばかりです。
 
 誤解されることの多い彼女でしたが… とても怖がりのくせに鼻っ柱が強く、正義感にあふれ、笑うことが大好きで、頭の回転が早くて、子供のように衝動的で危うく、おっちょこちょいで放っておけない、誰よりもかわいらしい人でした。
 
悲しい記憶が多いのに、母を思う時心に浮かぶのは、笑っている彼女です。
 
母の娘であることを誇りに思います。
 
彼女に出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
 
沢山の暖かいお言葉を頂き、多くの人に支えられていることを実感しています。
 
ありがとうございました。
 
 25年8月26日 宇多田ヒカル
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Unknown (koh)
2013-09-01 11:35:41
言葉もありません。合掌
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