まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

暑さぼけに、つれづれなるままに。

2010-09-01 | 随筆
今年の暑さは観測史上始まって以来というから、たぶん日本の縄文時代から、いやそれ以前の石器時代からみても初めてに違いない。この猛暑のなかで、屋外でヘルメットを被りながら作業をする人たちには頭が下がる。ぼくといえば、もう殆ど「堕落」しっぱなし、昼間の炎天下では、涼しいパチンコ屋で過ごし、家にいる時は、クラッシックを聴いたり、読書をしたり、あれだけクリエイティブにこだわった生き方をしたきた私の今は、ただ、時の流れの「消費」だけにいそしんでいる。「やることがないから、しゃあねえだろう」っと半ば、いや、ほとんど開き直っている。ところで、読書は、五木寛之の「親鸞」上下巻を読んだ。まあまあというところ。それから村上春樹に移って「1Q84」の1.2.3巻を読んだ。村上ワードは、精神の異次元にいざなってくれて、まずまず面白い。で、同氏の「海辺のカフカ」上下巻、「ねじまき鳥クロニクル」1.2.3巻、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」上下巻と進んでいる。同氏の「ノルウェイの森」は出版された時に読んだ。こうして村上春樹の長編を読んでいくと、やはり「海辺のカフカ」が傑出している。15歳の少年が家出をし、図書館で暮らす物語だが、異次元の精神世界が実にうまく描かれている。村上春樹はちょうどぼくと同世代で、読んでいると彼の才能を認めざるを得ない。
 小説などほとんど読まなかった私だが、「やることがねえから、しゃあねえだろう」っと開き直って、今日も読んでいる。

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