まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

人間の存在とは何か!

2013-04-08 | 随筆
いいですか、人間なんてエラそうなこと言っちゃあいけないよ。
いってみれば、人間なんてバクテリアの化身なんですよ。
いいですか、あなたも私も、人間、約60兆の細胞から成り立っております。
その一つの細胞を観てみたら、核と数千匹のミトコンドリアがいる。
核もミトコンドリアも三十五億年前に地球上で生まれたバクテリアなんですよ。
もっとも生命の種は宇宙から降ってきたという説もありますがね。
ま、そいつらが環境の変化に単体では対応できなくて生き延びるために複合体となって共存したんですよ。
核は司令塔の役を果たし、ミトコンドリアはエネルギーの生産を司る。
植物だってそうですよ。
植物はミトコンドリアの代わりに葉緑体、こいつもバクテリアですがね。こいつと核が共存して、植物という複合体で環境の変化を生き抜いてきた。
「環境の変化に生き抜くこと」。
生命の目的はそれだけですよ。
あとに何もありゃあしません。
バクテリアどもは生き延びるために「個体変異」という宇宙の法則に則って多様化を図った。
宇宙には同じものが二つとしてない、あれですよ。
種類が多ければ多いほど、急激な環境の変化が地球上であったとしても生き延びる可能性がでてくるわけだ。
そんなこんなで、三十五億年経った今、地球上の生物は三千万種を数えるに至ったわけです。
しかし、みんな同じバクテリアの化身ですよ、兄弟ですよ。
たまたまそれが狸だったり、人間だったりするわけですよ。
それだけの違いで、人間なんて、なあんも、エラくもなんともないですよ。

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