まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

キジバトが抱卵した、らしい!

2013-06-09 | 随筆
上記の写真のように、小さな庭にエサ台を作って、小鳥たちにエサをやっている。
スズメ、キジバト、メジロ、ヒヨドリ、なかにはコゲラやガビまでやってくる。
二年前、キジバトの幼鳥が親についてやってきたのはいいものの、まだ飛べるような状態ではなかった。それでこちらで捕獲し、一か月ほど巣箱に入れて完全に飛べるまで、めんどうをみたことがある。
「ミミコ」と名前までつけた。
ミミコは開放しても、半年間ほど毎朝来ていたが、突然ぷっつり来なくなった。
突然の離別に、カミさんと、「きっと猛禽類にやられたのでは」と話し合っていた。
ところが、この五月、約一年ぶりに姿を現した。シッポに白い線が三本ついているので、ミミコだと判った。
この一年どこに行っていたのか定かではないが、今度はお嫁さんを連れてきた。
そして、エサ台のちょっと上の雑木の中に巣を作りだした。
ミミコは何度もワラをくわえて持ってくる。
しかし三日ほどして、メスが巣に入らなくなった。
以前にも別のキジバトがもみじの樹に生んだが、カラスがやってきて、タマゴをくわえて持っていったことがある。
「いない時にカラスが来たんだろうか」、せっかく幼鳥が見られると思ったのに、残念だった。
ところが、それから二週間経った一昨日、また巣をミミコが作るようになった。
前回とはくらべものにならないほど、見ているだけで30回以上もワラを運んでいる。
メスは巣に座り、ミミコが持ってきたワラを敷き詰めているようだ。
地上からそれこそ1mちょっとの高さだが、よく覗かないと見えないところだ。
「あまり、覗き込んじゃダメよ」とカミさんは言う。
おいらは、それでも覗き込んで見てみる。
「いるよ、いるいる。どうも抱卵しているみたいだぜ」
おいらはうれしくなった。
その上の電線ではミミコが鳴いている。
順調にいけば二週間で卵がかえるはずだ。
今春、木を伐らなかったことが却って功を奏して、幼鳥の巣立ちが見られる楽しみが増えた。



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