ワンダースポットへ Go！２９⇒京都異界空間 『下御霊神社』

このところ＜ワンダーゾーン／京都異空間＞のタイトルで記事を書くことがあります。その記事に度々登場するのが平安京遷都を実施した桓武天皇。天皇が作り上げた平安京は鬼門封じの寺や神社を配置したりと風水都市としての姿があるのはこうした不思議系をかじり始めるとわかってくることです。その桓武天皇は早良親王の怨霊に悩まされそれをまつるために建てた一つが、上御霊神社であり祟道神社でありました。



しかし血は争えないというか、歴史は繰り返すというか、その桓武天皇の息子の平城天皇も同じく怨霊に悩まされたのであります。つまり、平城天皇の異母兄弟である伊予親王とその母の藤原吉子は謀反の罪を着せられて、川原寺に幽閉され、そこで母子は毒をあおって惨死したのです。伊予親王母子は、怨霊となり平城天皇を祟りました。そこで天皇は父を真似て、その霊をなだめるため新たに御霊神社を作りました。それが父の桓武天皇が作った上御霊神社の南にあったので下御霊神社と呼ばれるようになったそうなのだ。



上御霊神社と下御霊神社、それは何人もの怨霊を祀った御霊信仰の聖地なのであります。



下御霊神社に祀られている怨霊は以下のとおり。
　　早良親王
　　伊予親王
　　藤原吉子
　　藤原広嗣
　　橘逸勢
　　文屋宮田麿
　　吉備真備
　　菅原道真



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