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飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

ワンダースポットへ Go!49⇒眞名井神社(京都府宮津市)

2014-01-05 | ワンダーゾーンの世界

今年の正月は天橋立から京都経由で実家へ行くというスケジュールを過ごしました。なぜ天橋立か?取り立てて意味もなく妻が行ってみたい場所ということからです。ですから初詣は天橋立ですませたわけですが、これが思いがけず偶然に超パワースポットでの初詣となったのです。その超パワースポットとは眞名井神社(まない)で、地元の参拝者もあまり訪れていないという所。天橋立観光協会のHPから由緒を引用すると、

 

 

《籠神社の奥宮 眞名井神社は、別名を久志濱宮(くしはまのみや)とも云う。〝くし〟とは霊妙なる不思議なパワーの源を意味し、この地に神代の昔、豊受大神が天降られ、五穀と養蚕を丹波地方に伝えられた。 この丹波という地名は豊かに稔る田を豊受大神がご覧になって、『あなにえし田庭!』(なんとすばらしい田の庭よ!)とよろこばれた事から名付けられ、水気根源、五穀豊穣の大神として崇敬が厚い。 

 

養老三年(719年)以前の本宮がこの眞名井神社で、本殿の裏に縄文晩(2,500年前)からそのままの形を残す磐座(いわくら)[社殿が造られる以前の斎場] があり、豊受大神、天照大神を始めとする神々が祀られている。遠い上代より人々の純真な祈りが捧げられ、あたりは清らかな空気に包まれた聖地である。磐座の前に佇む時、誰もが大きな神気に圧倒される。

又、境内には天の眞名井の水というご霊水が滾々(こんこん)と湧き出ている。社伝によると、このご霊水は、三代目祖神(そじん)天村雲命(あめのむらくものみこと)が高天の原(天上の神々の住む世界)にまいのぼり、琥珀(こはく)の鉢に天上のお水を持ち帰って、やわした(合わせた)と伝えられるご霊水である。 霊験あらたかなこの眞名井の水を汲みに、近隣府県はもとより全国各地から訪れる人が絶えず、眞名井神社は知る人ぞ知る日本最古のパワースポットなのである。 》

 

とあります。読めば読むほどこれはすごいところだと。約2500年前からそのままを残しているという磐座!!これをワンダーゾーンと言わずしてなんといえばいいのでしょう。さらにはあの長嶋茂雄も祈願したと言われている眞名井の水や、地蔵堂があり1300年ほど前にこの地に大地震により津波が起こり、この地で引き返し地蔵を置いたという言い伝えなど、その土地の持つ霊力は半端ではないのでしょう。

 

また、この眞名井神社の手前には元伊勢 籠神社(このじんじゃ)があり(眞名井神社は籠神社の奥宮)こちらもすごいところだったのでした。同じく天橋立観光協会のHPからの引用によると

《日本三景の一つとして名高い天橋立は、もともと籠神社の参道として発祥したもので、古来より天と地、神と人とを結ぶ架け橋として信じられていた。『古事記』に登場する神伊邪那岐(いざなぎ)、伊邪那美(いざなみ)二柱の神が降り立った「天浮橋(あめのうきはし)」は、この天橋立であると云われ、古伝に海橋立(あまのはしだて)、海浮橋(あまのうきはし)ともある。つまり、日本の国生み神話の重要な舞台がここ天橋立であったことが窺える。

その聖なる天橋立の北方に鎮座するのが元伊勢 籠神社である。元伊勢とは天照大神(あまてらすおおみかみ)が倭(やまと)の国笠縫邑(かさぬいのむら)[奈良県桜井市]を出られて伊勢神宮にお鎮まりになるまで巡幸された地を指す。  籠神社は天照大神が最初に巡幸された神社で、第十代崇神天皇の御代にお遷りになった。 もともと丹後国の総氏神である籠神社のご祭神豊受大神(とようけのおおかみ)と共に四年間祀られた。

その後、天照大神は、第十一代垂仁天皇の御代に、豊受大神は、第二十一代雄略天皇の御代にそれぞれ伊勢神宮へ遷られた。それに依り内宮外宮唯一の元伊勢(伊勢根本の社)として全国より崇敬を集めている。二十数社ある元伊勢の中でも随一の社格と由緒を持つ所以がここにある。その証として伊勢神宮と籠神社にしか許されない五色の座玉(ごしきのすえたま)が高欄に据えられ、厳かな神秘の光を放っている。

また、本殿の造りも伊勢神宮と同じ唯一神明造りとなっている。天照豊受両大神がご遷座の後は、天孫彦火明命(てんそんひこほあかりのみこと)を主祭神として、その系譜に連なる宮司家海部(あまべ)氏が古代より籠神社に奉仕し、現宮司で八十二代を算(かぞ)え、その家系図は国宝に指定されている。 》とあります。つまり、昨年、式年遷宮を実施した伊勢神宮の元の神社であると。

 

冒頭に書いたように妻がついでに行ってみようと言った天橋立なのですが、これがなかなかどうして初詣としてはかなりいい感じなのでした。ということで1月2日が誕生日の私は超パワースポットからスタートすることとなりました。これはもしかして今年はいい年になりそう!?

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