■製作年:2006年
■監督:ロン・ハワード
■出演:トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、イアン・マッケラン、他
映画版「ダ・ヴィンチ・コード」を見ました。かつて書籍の「ダ・ヴィンチ・コード」が世界的なベストセラーとなり、私も夢中で読んだくちでした。ベストセラーになりえるに充分な面白さで近年にない書籍との出会いといっていいのではなかったかと思います。この「ダ・ヴィンチ・コード」には様々なそそられるキーワードちりばめられています。ウィトルウィウス的人体図、フィボナッチ数列、シオン修道会、テンプル騎士団、オプス・デイ、秘密結社、聖杯、イエスの血脈…などなど、これらがパズルのように入り組み、そして解き明かされていき、びっくりするような結末へとむかっていくという展開です。
とにかく小説は面白かった。それが映画となると、トンデモも含む知的さスリリングを映像で伝えるしかなく、その魅力を充分に伝えるにはやはり昨日も書いたのですが難しいところなんだろうと思います。2時間強の限られた時間枠よりテレビ番組のような連続ドラマの方が向いているのでしょう、おそらく。その制限のような中でこの映画は健闘しているんじゃないかと思いました。キリストの血脈は?そうしたところを逆に映像でわからせるというのは、文字通り映像でしかできないものですから。ただ私の場合は原作を読んでいたので、スムーズにパズルのような世界に入っていけたのですが、ということを前置きしなくてはいけないのですが…。
ちなみに、キリストの血脈のことに触れているため、ウィキペディアではこんなことも書かれていました。「記録的な興行収入を達成した一方で宗教的な理由から物議を醸しており、国によっては上映禁止措置や上映反対運動が行なわれている。例えばサモアでは、若者のキリスト教の信仰に悪影響を与えるという理由から、キリスト教の指導者を試写会に招いた上で上映禁止となった。インドや中国、エジプト、イエスをキリストとして認めないイスラム教国パキスタンでも上映禁止となった。また、教会(特にカトリック)指導者も強く反発している。指導者の中には信者に対して鑑賞しないように訴える者がいる一方で、神学的見地からの冷静な論争の必要性を呼びかける者もいる。フィリピンではR-18指定(18歳未満は鑑賞禁止)で公開されている。他の国と違って上映禁止にならずR-18指定になっているのは大人は正しいこと、間違っていることを認識できるから、としている。」(ウィキペディアより引用)
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