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飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

映画「インセプション」(出演:レオナルド・ディカプリオ)を見た

2010-08-12 | Weblog
■製作年:2010年
■監督:クリストファー・ノーラン
■出演:レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、マリオン・コティヤール、エレン・ペイジ、トム・ハーディ、他

大きく風景が歪んでいる街に立つデカプリオに渡辺謙のポスターが印象的な映画「インセプション」を見に行った。映画のテーマは夢。人は毎晩のように夢を見るし、ボクも当然のように夢を見る。そしてボクは夢を見るのは好きだ。意外とボクの夢は年甲斐もなく「インセプション」に負けじ劣らじ大冒険活劇が多かったりするからだ。

映画はその夢をユングとかフロイトといった象徴的な視点からのアプローチからではなく、「夢を設計する」という台詞があったように構造的な視点から捉えているようだった。夢には階層があって奥深く進めばより潜在的な所に突き当たる。その階層はお互いに影響しあっていて、時間差がある。夢の階層が深くなればなるほど夢の階層の浅い部分に比べて時間の進行が遅くなる。それは何だかわかるような気がした。なぜなら夢を見たな~、随分と寝てしまったな~と思うと意外と30分も寝ていないことがあったりするからだ。夢の中の体感時間と現実の体感時間は確かに違うように思う。その感覚が映画に表現されていた。よく成功法則で<夢>を実現するには潜在意識の部分まで落とし込まないとだめであると言われているように、潜在的な深い階層の部分に<ある種>を植え付ければ顕在的な行動にまで影響を及ぼす事ができるというのがこの映画の展開の部分である。そうした作業を「インセプション」と映画は読んでいる。

映画は、夢は共有化できるというのが大前提で、他人の夢の中に侵入していくわけだ。ターゲットの夢の中に入っていってその人の秘密やアイデアを盗む。コンピュータが発達し網の目という言葉さえあてはまらないくらいにネットワークが張り巡らされた現代、次なる開発は人の脳の中。すごいスパイがいるもんだなと。しかしそうして夢の中の世界を行き来するうちに、夢と現実の区別ができなくなる。なぜなら本人が今ここで体感していることこそがリアリティある現実で夢を見ている本人はそれが夢であると思いながら夢を見ていないからだ。だから、ここはどこの世界かを確認するものがいる。デカプリオ演じるスパイの場合はそれが、コマであった。

この映画をどう見るか?映画の展開が速く設定を理解するのに必死の感がある。途中でわからなくなり、ボクの頭の中は???特にラストの場面の解釈はいろいろあるんだろうなあ。それは夢なのか現実なのか?いやこうだ。ちがうよ、うんぬん…。いい映画ではあったんだけど、少しばかり、展開がやっぱ早すぎたと思う。なぜなら一緒に映画を見ていた妻が途中で放棄したのかスヤスヤと寝ていたからだ。夢の映画を見に行って座席にすわり夢を見る。スクリーンに映し出されている映像が寝ている本人の夢の映像だったらどうしよう…なんて。



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2 コメント

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プレッシャーと戦う (某コピーライターH)
2010-08-26 11:36:57
クリストファー・ノーランの前作
「バットマン ダークナイト」が
あまりにもいい出来だったので
きっとノーラン監督はプレッシャーだったろうなと勝手に想像し、そのプレッシャーにどう打ち勝ったかを観に行きました(笑)。脳の中の話という設定は特に目新しくないですけど、階層があるというのはなるほどなあと思いました。「シャッターアイランド」とデカプリオのキャラがかぶってるのが気になりました。ただ、CGを極力使わずに実際に部屋を回転させてその中で演技させた、というあたりのリアリティへのこだわりは評価します。それと渡辺謙が実にしっくり周囲のガイジンに馴染んでいるのがすごいなと。日本人を意識させないあの余裕ある演技には心強さを感じました。
とはいえ、前作を超えた、とはとても言えないですね。これでノーランも気が楽になったんじゃないですかね。きっと次回作は、いい出来な、ハズ(笑)
クリストファー・ノーランの (飾釦)
2010-08-26 22:07:53
「バットマン ダークナイト」は未見なのでわかりませんが、あの作品で気が楽になったという評価は、「バットマン ダークナイト」はとてもいい作品だったんでしょうね。機会があれば見てみたいと思います。

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