飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

怪異の世界#24・・・善養寺・木造閻魔王坐像(東京・西巣鴨)

2008-08-27 | ワンダーゾーンの世界
さて本日の記事は昨日アップした東海道四谷怪談のお岩さんの墓がある妙行寺の隣にある「善養寺」についてです。その本堂には閻魔大王が鎮座しています。本堂の前に立つと閻魔の像が光ます。一瞬あれ?と思うのですが、センサーが感知する仕掛けとなっています。お堂は暗くて閻魔がよく見えないのでそれはユニークな試みというか。



この閻魔大王、江戸三大閻魔のひとつに数えられ、高さ3mの木造、豊島区登録有形文化財に指定されているそうな。この日(8月23日)は江戸川乱歩のお芝居を観に行ったのが、ひょんなことから怪異を探ることになってしまいました。



ちなみにこの善養寺には先日、東京国立博物館で素晴らしい作品を堪能させていただいた尾形乾山の墓がありました。

“尾形乾山(11663~1743)
江戸中期の陶匠で尾形光琳の弟。名は深省。仁青に作陶技法を学び、元禄十二年(1699)京都北西に鳴滝窯を開く。光琳の絵付、乾山の書を付した角皿を制作する。陶胎に白化粧かけをし、銹絵で絵付をし、水墨画的情緒を醸し出す独自の作風を展開。色絵陶器にも秀でる。享保十六年(1731)江戸へ下り入谷で開窯、晩年を送る。文人的趣味を備えた教養人で、『陶工必要』『陶器製法』などの著作も残すかたわら書や絵画も手がける。” ※“”部分プロフィール「対決 巨匠たちの日本美術」展カタログから引用


色絵紅葉図透彫反鉢・尾形乾山作

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