「追悼特集 映画監督 今村昌平と黒木和雄」(東京国立近代美術館フィルムセンター)
東京国立近代美術館フィルムセンターで4月中旬から6月初旬にかけて「追悼特集 映画監督 今村昌平と黒木和雄」と題して、2人の偉大な映画監督の作品を上映している。そこでボクはなかなか観ることができない今村昌平のドキュメンタリー作品をお目当てにフィルムセンターに行ってきたのです。
そういえば昨年のお盆に池袋の新文芸座でも追悼上映会を企画しており、そこでは今村昌平の初期作品を中心にみたのですが、今村監督と黒木監督のカップリング上映でした。また、先日立ち寄った渋谷にるTUTAYAでも同じように2人のカップリングでコーナーを設けていました。今村監督と黒木監督、この2人が並ぶ大きな理由でもあるのでしょうか?
ちなみにフィルムセンターのパンフレットには“両監督の演出スタイルは異なるものでしたが、日本映画の最盛期にデビューしつつも従来の映画産業の構造に反旗を翻したこと、劇映画とノンフィクションの双方で活躍したこと、そして原爆被害者への鎮魂の思いを込めた作品を持つことなど、共通する点も少なくありません。”とあります。新文芸座やTUTAYAの方たちも同じような視点から企画をしたのでしょうか・・・。
ところで、東京国立近代美術館フィルムセンターの名前は知っていたのですが、実際に行ったのは今回が始めて。予想以上に観賞環境はよくびっくりしました。空間は広いし、椅子はゆったりしている、前に坐っている客の頭も気にならない設計、観たくもない予告編の上映もありません。そして古い作品とはいえ500円の観賞両料金は手軽に感じます。上のフロアには映画に関する図書室や映画に関するギャラリーもあります。どうやらボクのお気に入りの場所の一つになりそうです。
さて今回観た今村昌平作品は、
「未帰還兵を追って マレー篇」
「未帰還兵を追って タイ篇」
「からゆきさん」
「無法松故郷に帰る」のドキュメンタリー4本と
「ええじゃないか」
「女衒 ZEGEN」の劇映画2本です。
ほとんどこのような企画でしか観ることができないのではと思われる貴重な作品や公開当時観た作品が全く印象が違って感じることができたりとどれも収穫がありました。特にドキュメンタリー作品では戦争が庶民に与えた後遺症を追っかけたものであり、今村昌平を考えるにはとても重要なもので内容もヘビーなものでした。体は休んでいるものの頭の中はリラックスどころではなかった休日でした。(これら観た作品については後日ボク自身にとっての貴重な観賞体験の記録として投稿していきたいと思っています。)
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東京国立近代美術館フィルムセンターで4月中旬から6月初旬にかけて「追悼特集 映画監督 今村昌平と黒木和雄」と題して、2人の偉大な映画監督の作品を上映している。そこでボクはなかなか観ることができない今村昌平のドキュメンタリー作品をお目当てにフィルムセンターに行ってきたのです。
そういえば昨年のお盆に池袋の新文芸座でも追悼上映会を企画しており、そこでは今村昌平の初期作品を中心にみたのですが、今村監督と黒木監督のカップリング上映でした。また、先日立ち寄った渋谷にるTUTAYAでも同じように2人のカップリングでコーナーを設けていました。今村監督と黒木監督、この2人が並ぶ大きな理由でもあるのでしょうか?
ちなみにフィルムセンターのパンフレットには“両監督の演出スタイルは異なるものでしたが、日本映画の最盛期にデビューしつつも従来の映画産業の構造に反旗を翻したこと、劇映画とノンフィクションの双方で活躍したこと、そして原爆被害者への鎮魂の思いを込めた作品を持つことなど、共通する点も少なくありません。”とあります。新文芸座やTUTAYAの方たちも同じような視点から企画をしたのでしょうか・・・。
ところで、東京国立近代美術館フィルムセンターの名前は知っていたのですが、実際に行ったのは今回が始めて。予想以上に観賞環境はよくびっくりしました。空間は広いし、椅子はゆったりしている、前に坐っている客の頭も気にならない設計、観たくもない予告編の上映もありません。そして古い作品とはいえ500円の観賞両料金は手軽に感じます。上のフロアには映画に関する図書室や映画に関するギャラリーもあります。どうやらボクのお気に入りの場所の一つになりそうです。
さて今回観た今村昌平作品は、
「未帰還兵を追って マレー篇」
「未帰還兵を追って タイ篇」
「からゆきさん」
「無法松故郷に帰る」のドキュメンタリー4本と
「ええじゃないか」
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ほとんどこのような企画でしか観ることができないのではと思われる貴重な作品や公開当時観た作品が全く印象が違って感じることができたりとどれも収穫がありました。特にドキュメンタリー作品では戦争が庶民に与えた後遺症を追っかけたものであり、今村昌平を考えるにはとても重要なもので内容もヘビーなものでした。体は休んでいるものの頭の中はリラックスどころではなかった休日でした。(これら観た作品については後日ボク自身にとっての貴重な観賞体験の記録として投稿していきたいと思っています。)
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ここが考えるスタートだと思う。