５月28日アベノマスクは未だ届かず。・・・・

４月１日のアベノマスク発表から約２ヶ月近く経過した５月25日の段階でマスクの配布状況が全体の２割程度に

しかならず、５月末までの配布完了は到底不可能である事が解った。　多くの国民がアベノマスクを手にするの

は６月に入ってからになりそうだ。　最悪の場合には７月に届く人もいるかもしれない。

菅義偉官房長官は５月８日の記者会見で“５月中の配布完了を目指す”と発言した段階でも配布率は僅か4.8％

だった。　一ヶ月かけて4.8％にしか成らないアベノマスクの配布率が、残りの一ヶ月で100％に到達するのは非

常に難しいばかりでなく、現実離れをした話であることは誰にでも解る。　おそらく菅義偉は配布率が4.8％であ

る事さえも知らずに軽率な発言をしたのだろう。　思い返せばその前のアベノマスクの予算が200億円とした試算

さえも無責任な答弁だった。 今や無責任を取り越してヤルヤル詐欺の口実に近いモノがある。



もはや緊急事態宣言が全国的に解除となっている５月28日にして、今更マスクが届いてもあまり嬉しくは無いの

だが、問題はそれだけではない。　再び菅義偉が、再利用可能なアベノマスクはマスクの「(市場)価格が低下し

た」と自前で評価を出した。　一体何がしたいのかさえも解らなくなって病的に見える。　全体の２割にしか配

布していないアベノマスクでありながら、市場のマスク価格が低下したと豪語するこの人物はただの厚顔無恥な

老害でしかない。内閣官房職の体を為していない。　市場のマスク価格が低下したのは値段が高騰する原因とな

るネット内取引や転売を禁止したからで、　国民が不織布マスクを消毒し再利用し、自作の布マスクで感染を凌

いで需要が下がったからであって、根拠も無くアベノマスクが「価格を低下させた」と豪語するのであれば、せ

めてアベノマスクが半分の50％でも配布されてから発言して欲しい。　今の状態では何を言っても検証など必要

のない只の老人の妄想にしかならない。 国民を軽く欺くために発言しているのならば、話は違ってくる。