年始からIR事業に絡んで政治資金規正法違反の疑い。

2020年は波乱の幕開けだった。国内では去年から続く“桜を見る会”に加えて元日産会長のカルロス・ゴーンが

レバノンに国外逃亡した衝撃的なニュースに中国の500.comから金銭を受け取ったとしてIR法案関連の自民と維

新の議員に疑惑がむけられている。津久井やまゆり園で19人を殺害した植松の裁判が始まった。国内政治だけで

幾つもの重大ニュースが殺到しており、とても東京五輪イヤーどころではない。それに加え国際情勢になれば去

年から燻っていた米国・イランの紛争が第三次世界大戦への序曲となりそうな物々しい雰囲気です。英国のＥＵ

離脱問題も忘れてはいけない。そんな訳で書くべき話題の絞り込みにも一苦労ですが、そんな中から国内政治関

係で小ネタを一つ。　ＩＲ事業関係で中国の500.comから100万円の金銭を受け取ったと維新の会の下地議員が疑

惑を認めた。これを受けて菅義偉内閣官房長官は「ＩＲは日本が観光大国を目指す上で必要だ。これ（整備）と

今回の(汚職)事件は明らかに次元が違う」と強調した。“次元が違う”で答弁が済むのは不真面目な対応だ、菅

官房長官の答弁と違い、実際にはIR事業そのものにも何らかの影響があると思われる。特に中国側からのIR関連

事業への参入が難しくなるだろう。よってIR事業は買収に成功した一部の企業によって牛耳られることになる。

次元が違うのはIRによる金銭受け取り100万円よりも菅義偉の政治資金に未記載の迂回献金3000万円の方だ。本人

は饒舌に喋っているつもりがボロが出ている。官房の対応が鉄壁なのでは無く真っ当な質疑が成り立たないのだ。



菅義偉は前々から国内各地に世界レベルのホテルを50ヵ所建設すると発言しており、カジノ・総合リゾート事業に

積極的だが当然のように裏があるのだろう。菅が売国政治家であることに疑いは無く世間からは安倍政権に対して

反安倍を超えて呆れた意見しか聴こえなくなってきたこの頃に、彼の売国精神は世間体を無視して更なる悪質性を

増している。バカは論破出来ないというが、「批判に当たらない。」「次元が違う。」などなど不解な発言の多い

菅義偉官房長官は記者に対して誠実に記者会見を開くなど最初から思っていない事だけは伝わってくる。　地域に

よっては政治利権に使われやすいIR事業による建設事業が頓挫してもらった方が好都合と考える所もあるだろうが

それにしても世界レベルのホテル50ヵ所建設とIR事業とは露骨過ぎる。安倍総理の加計学園を超えたな。