4月11日ツイッターにて #吉村寝ろ のハッシュタグがトレンド上位に登っていた。
これはコロナ禍で緊急事態宣言を受け自粛が広まっている大阪府知事の吉村洋文に対する不満や暴言が
ネット上で広まった訳では無く、 テレビに出演し続け府民に対して自粛を訴える吉村知事の苦労を気
遣うツンデレなタグなのだそうだ。 これ対してに吉村知事本人は ちゃんと寝てます。 そして橋
下徹の言葉を借りて政治家は使い捨てだと。 自虐的な返しをした。 関西圏内に住んでない人や大
阪住みでもTVを視聴しない人からは全く実感の沸かないハッシュタグですが、 4月9日付けのスポーツ
新聞では吉村大阪府知事の仕事の結果かどうかは解らないまでも、確かに大阪の繁華街から人が居なく
なったことを大々的な写真付きで報じていた。
#吉村寝ろ のハッシュタグは表向きの吉村府知事に対する気遣いばかりでは無く、 ある意味ではコ
ロナ禍の中で 役に立たない、 お呼びでない。 所詮は政治的なパフォーマンスと見切られた印象も
含むワードだと思う。 #吉村寝ろ のタグを素直に受け止められず、ネガティブに考えてしまうのは
何もコロナ禍疲れでストレスが溜まっている訳では無く、 明確な根拠があってのことで、どうしても
好意的な解釈がぎこちなく感じてしまう。 元々は吉村府知事に対する只の暴言だったと思う。
#吉村寝ろ のタグがツイッターで流行る数日前に、同じく維新の会の松井一郎大阪市長が、コロナ禍
の中で国政野党に対しての誹謗中傷がメディアに取り上げられていた。 いや、政治と呼ぶにはあまりに
も下品過ぎて記事になったのかもしれない。 これをド正論と修飾できるのはネトウヨだけだと思う。
“コロナ危機が迫る中で、彼ら(野党)は1月2月と桜と森友の話ばかりやっていたわけで、危機感が
感じられない。 もう閉じこもっていてもらいたい。 我々行政はコロナの被害にあっている人をサ
ポートする実務の世界にいる。 選挙目当てのパフォーマンスしている彼ら(野党)こそ閉じこもっと
いて。 出てこないで。 ややこしい。”
この松井一郎の発言は事実関係を正しく理解した上での発言では無く、 聞くに堪えない誹謗中傷として
扱って良いコメントだと思う。 政治的な評価どころか人間性を疑わなくてはいけない。 1月2月どころか、
昭恵夫人は3月に高級レストランで桜の花見をしてたし、 自民党の石破幹事長は森友問題の再調査を3月下
旬に要請したばかりだ。 そして何よりも3月に入り森友問題で自殺した近畿財務局職員の赤木俊夫の手記が
公開され、 安倍総理と佐川局長だけでなく、範囲を広げて近畿財務局も大阪府も事件との関連性が疑われ
る立場になっている。 こうした都合の悪い状況をコロナ禍を理由に野党を論外にするやり方は決して褒
められる行為ではない。 そればかりでなく #吉村寝ろ のハッシュタグにも当て嵌まる部分がある。
実際は野党では無く維新の会の方こそコロナ危機で #出て来るな、#閉じこもれ、 #ややこしい、 そして
府知事に対しても気遣いでは無く、#お呼びでない。 #吉村寝ろ なのではないだろうか。