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今年のうっ憤今年の内に。

2018-12-29 23:31:50 | 国内国際情勢
今年2018年ももうすぐに終わろうとしています。今年は平成最後の大晦日でもありこれまでの30年を

総ざらいする企画がテレビでは良く放送されています。今年一年だけで言えば、気になる大きなニュース

として“ヌスラ戦線から解放された安田純平”の事件があるのですが、どうも世間からは師走の忙しない

風に吹かれて一気に忘れさられてしまったようです。安田の身柄開放を報じた第一報は内閣官房長官の菅

義偉だった。 彼は一政治家でありながら過去には日本人拘束事件の情報を得るために政治活動費から資

金を捻出したことを政治資金報告書に記載していた。しかしこれが政治資金規正法に抵触する恐れがある

として真偽を問われたこともあった。菅義偉が資金支出した時期から予想してそれは安田純平がイラク国

内で身柄を拘束されていると前提の上で情報提供に資金が支払われている可能性が有りそれ以外は思い当

たらない。しかし当時の安田はイラク軍基地内で調理師として働いていた訳で菅義偉の政治資金の内容は

虚偽であると解る。 そればかりか誰が拘束され誰に資金を支払ったのかさえ不透明なので悪質性が実に

高く国民をばかにしてるとしか思えない。 そんな菅義偉内閣官房長官がヌスラ戦線から安田純平と見ら

れる男性の身柄の開放を伝える。 2014、15年の後藤健二と湯川はるながISISに拘束されていた時とは

比べものに成らない温度差を感じながらも、かつて政治資金の虚偽の内容の為に身元を利用した安田純平の

名を記者会見で述べる菅義偉の言葉はたどたどしく歯切れが悪く後冷たさが出ていた事が気にかかる。


もしも安田純平の身柄拘束が自作自演ならば、菅義偉の政治資金の支出はどうなるのか、自己責任論によっ

て安田の政府を批判する声が掻き消された事は予め政府が仕組んだことなのか。年の瀬にしても未だに納得

の行かない事件であることは確かですが何時かどこかで安田純平には真実を語って欲しい。


そもそもISIS自体が某国とイス○エルが作り出したテロ組織であると世界は半ば知っているし、向こうも少な

からず身バレを意識しているので、安田純平を殺害した場合に後の方まで非難が届く事を警戒するだろう。

そうならないように某国が疑われずに有無を言わさずイスラム憎しの形に嵌めて事件を解決することが目的な

らば、安田純平に「本当の事を言っては承知しないぞ」の一言で融通が利くはずのこの世の中です。

某国とイス○エルの作り出した武装組織に身柄を拘束されていたとISISまたはヌスラ戦線の事を噛み砕いて

解りやすく説明しようものならば、生きて行くことが難しくなる切実な事情を汲み取るどころか自己責任論を

過剰に展開して安田純平の信用を潰して事無きを得ようとした日本政府の要領の悪さに腹が立ってしまう。


卑怯である以前に要領が悪いと感じる。別の見方をすると態と下手な仕事をしていると怪しむ。日米同盟関係を

考慮して米国側の安田を無難に帰国させる意向を了承しておきながら、日本が事件を自己責任論で一騒動にする。

日本政府は油を注がないまでも、焚きつける程度ならば背信的な行動をする姿勢を米国から見逃して貰えるとは

思えない。最後まで責任を持ってするべきでこれで終わったわけではない。菅義偉の政治資金にせよ自己責任論

にせよ、安田純平を巡る問題はその後の防衛大綱の改訂に繋がったのならば、何となく理解ができてしまう。

今度ばかりは後々になって実は身柄拘束ではなく現地で働いていたでは済まされない。誰の事を言っているかは秘密。


今年のうっ憤は今年のうちに吐き出す。









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