アンボセリの朝夕～１～

【アンボセリの朝焼け撮影】

ナクル湖の後は、400km移動してアンボセリ国立公園に。

アンボセリは、アフリカ最高峰キリマンジャロが美しく見えるところ。
早朝、まだうす暗いうちから朝日の撮影に出発。

かすかなピンクを頼りに、形のいい木を探した。


朝日の写真といっても、ご来光のま～るい太陽だけを撮っても仕方ない。
何か、テーマになるもの・・・木、鳥、動物・・・何かが欲しいのだ。

いろいろ走り回って、撮影したのがこの写真。
実際よりも写真にした方が、ずっときれいな朝焼けに見えるのが面白い（笑）。

天気予報的には雨。
頭上からはかなりの雨が降っているのに、夜明けの遠景が美しい。


人生、何が起こるかわからない。

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アンボセリの朝夕～2～

【アンボセリの夕景】

この木の向こうには、
雄大なキリマンジャロ山がそびえているハズ！（笑）

雨季の3月には、ほとんど見えないらしい。

お昼にガイドのジョンさんと交わした、面白い会話・・・

【希望】

昌「曇っているからキリマンジャロは見えないかな～？」
J「ダイジョウブ！きっと見えますヨ！」


昌「ジョンさんはやさしいね～！そうだ～！キリマンジャロが見えない時、ジョンさんは、お客さんに“ダイジョウブ！きっと見えますヨ！”と言うといいよ！ジョンさん自身は“見えないだろうな～”と思ったとしても、お客さんには希望を持たせた方がいい」
J「ハハハハ！希望は大事ですネ。こんな話がありまス。2人のネズミを同じ狭い部屋で飼ったとき、明るい性格のネズミの方が暗い性格のネズミより長く生きるらしいデス」


昌「僕が尊敬する作曲家の武満徹さんは、癌で亡くなるほんの少し前までベッドで作曲を続けた。そしてその楽譜には“希望”、と書いてあったらしいよ」
J「“希望”は大切ですね」


昌「どんな状況でも“希望”さえあれば生きていけるよね」

こんなに深イイ～話ができるガイドにお世話になれたのは、恵まれていると思った。