マサさんの「つれづれ日記」

松田昌のエレクトーン、ピアニカ(鍵盤ハーモニカ)よもやま話

Matsuda Masa

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動物シリーズ2【ヒヒ】~1~

2011年04月10日 20時45分41秒 | 2011アフリカ旅行

【大学時代の上野動物園】

芸大時代、大学の帰り道、上野動物園にちょくちょく寄りました。

檻の中に見たチンパンジーは、
誇りを捨て去ったように悲しげで、

ジ~ッと自分の生まれ故郷の方向を見つめていました。

【誇り高い野生動物】

今回、野生の動物たちの生き方を目の当たりにすると、

彼らが、独立心を持って、誇り高く生きていること、
愛情こまやかに協力して生きていることに、大きな感銘を受けました。

【1人で遊ぶヒヒの子】

写真は、針金(?)で遊ぶ子供のヒヒ。

(ガイドはヒヒと言っていたけど、サルの様な気もします。日本のサルより鼻が長く飛び出ているのでやっぱりヒヒかな?お分かりになった方教えてください)

噛むことで、
木の枝と針金の違い、食べられるものと食べられないものの違いを、
自分の力で認識しているのかもしれません。

【↓つづく】

動物シリーズ2【ヒヒ】~4~

2011年04月10日 20時31分14秒 | 2011アフリカ旅行

ぼくが、野生動物に対する考えを根底から変えたのがこの場面。

【厳しいしつけ】

右に歩き去ってゆくお母さんの背中には、
赤ちゃんが乗っていますが、
(スクロールしてみてくださいね~)

この一瞬前に、
いちばん左に見えるお兄ちゃんヒヒが、

「ぼくも抱っこして~!」
と言わんばかりに、お母さんの背中に飛び乗ったのです。

すると・・・・・

「お前はもう大きいからダメ!」
と言わんばかりにお母さんは、激しく威嚇してふるい落としました。

【やさしい長男が手を差し伸べる】

「凄い!厳しいしつけ!」と思っていると、

直後に右からちょっと大きな長男ヒヒがサッと現れて、
やさしく毛繕いを始めたのです。

ぼくは、この場面は偶然ではないと直感しました。
ヒヒの社会で、決められたルールだろうと思いました。

【厳しさ・やさしさ・家族システム】

母親の“しつけの厳しさ”と
長男の“やさしさ”もさることながら、

“社会を平和に維持するためのシステムの素晴らしさ”

に感動、涙が出ました。

きっと母親ヒヒは、自分が次男を振り落したら、
長男が出てきて慰めてやることを知っているのでしょう。

そして、長男は何か他のことをしていても、
いつも家族と兄弟のことに気を配っているのでしょう。


素晴らしい!


動物シリーズ3をお楽しみに。