♦️223『自然と人間の歴史・世界篇』中国の地域差の現況(2015)

2018-06-24 09:54:38 | Weblog
223『自然と人間の歴史・世界篇』中国の地域差の現況(2015)

 現在の中国の国家体制が定まってはや70年余りであろうか、特に改革・開放の時代に入ってからの中国の経済発展は、めざましい。
 この間、沿岸部に比べ、内陸部の経済は、一言でいうと、かなり遅れてきた。しかも、その格差ということでは、一向に縮まることになっていないのではないか。その現実というものの一端と、それはなぜなのかを少し考えよう。
 阿古智子氏によれば、2015年の一人当たり「中国の可処分所得と純収入」の表(出典は中国国家統計局)には、こうある。 
 まずは、山西省の都市部の可処分所得は25,828元、農村部の純収入は9,454元。以下、西北地域:甘粛省の可処分所得は23,000元、農村部の純収入は6,900元。青海省の可処分所得は24,542元、農村部の純収入は7,933元。西南地域:雲南省の可処分所得は26,373元、農村部の純収入は8,242元。重慶省の可処分所得は27,239元、農村部の純収入は10,505元。チベット族自治区の可処分所得は25,457元、農村部の純収入は8,244元。
(東京大学准教授・阿古智子「シリーズ中国の行方②社会的弱者との対話をどう図るのか」のNHK番組「視点・論点」、2017年10月27日放送から引用。1元=約15~20円(2015年~2017年))

(続く)

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